大きな木の下の遺跡 / Prasat Yoei Prasat : 訪問日 17Sep2006



この遺跡は、Briram県のA.Nong KiのBan Yoei Prasatのお寺の境内にあります。

右は遺跡の全景。
既に祠堂はありません。
大きな木の下にありました。















東から遺跡を見たところ。
仏像が祭ってありました。















仏像の前には、
「大蛇アナンタの上に横たわるヴィシュヌと、そのおへそから伸びる蓮の花から生まれたブラフマー」のまぐさ石が。
左右には、カーラの顔があり、その下には、
2匹のオウムがいる。


まぐさ石には、花が散りばめられていた。


大蛇アナンタには、たてがみが有り、かつ、4本足。
シンハか、竜のように見える。

これに関して、「クメールの誘惑」のHPを運営されているふうみんさんから以下のコメントを頂きました。






今まで撮った写真やアンコールの書籍で調べたところ、Prasat Yoei Prasatのまぐさ石と同じ「シンハ?」見たいなアナンタの写真が多いのですが、解説にはナーガ、アナンタと明記されています。そして、あの有名なパノムルンの「ヴィシュヌ神」もPrasat Yoei Prasatとそっくりですね。

「アナンタ」を調べますと…ナーガ族の王でその名は「無限」を意味し、千の頭をもつ竜王である。永遠ともいえる時を乳海の中で過ごしヴィシュヌ神のベッドとなる。

そうすると、アナンタは千の頭を持つナーガでなくてはなりませんね。そうしたら、カオプラヴィハーンにありました。古い時代は多頭のナーガのアナンタが、時代とともにシンハに似た龍のアナンタに変わっていったものと考えられます。


(参考)カオプラヴィハーンのまぐさ石。多頭のアナンタ(足は無い)に横たわるヴィシュヌ神。






(参考)パノムルンのまぐさ石。このアナンタは、足が欠けているが、足があったようだ。たてがみもある。







このまぐさ石も、右側にはカーラの顔があり、その下には2匹のオウムが彫られている。今は失われているが、左側にも、同じようにカーラの顔と2匹のオウムがいたのだと思う。

改めて、Prasat Yoei Prasatのまぐさ石(下の写真)と比較して見ると、左右のカーラの顔や2匹のオウムのレイアウト含め、本当に良く似ている。









まぐさ石の後には、仏像が祭られてある。


















斜め横から見たところ。
縦に4体の仏像が並んでいる。

















仏像の前には、新しい物と思うが、神々の像が。
象の頭を持つのは、シヴァ神と、その妻パールヴァティー(ウマー)の息子のガネーシャ。

その横の3つの像は、通常、ナーガの下で瞑想するのは、仏陀であるが、向こうから、ふくらんだお腹を持つ馬面顔、あごが尖った顔、えらが張った顔と、ちょっと仏陀の顔には見えない。


 








この写真の真ん中の仏陀の顔は、まるでロボットの顔のよう。
失礼しました。すみません。

洗練されてない顔とくれば、SurinのPrasat Ban Sanomを思い出す。
ちょっと顔付は異なるが、同類か?











 







祠堂は、既に無いが基壇は、残っている。



















このお寺の門の上にも、アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神が。
(そのおへそから伸びる蓮の花の上のブラフマーは、ここには描かれてない。)


私が写真を撮っている間、私のドライバーで、とっても話好きなThanuさんは、話友達を求めて、お寺の本堂へ。
そこに集まっていた近所の人と、言葉が通じなかったそうな。
ここも、タイなのにクメール語の世界?








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