泣き顔の人面獅子像の遺跡 / Prasat Tam Nak Sai : 訪問日 06Aug2006


この遺跡は24号線から2127号を南下し、
Ban Samrong Kiatと言う町と言うより村に
あります。
道の西側にあるお寺の中にありました。

遺跡は祠堂のみが残っており、
レンガでできているので
同じくレンガでできているPhum Phonと
同じく古い時代の遺跡だと思います。

そこにはシンハがありました。
古くからあるものではなさそうですが、
人間のような泣きそうな顔をしています。
こんな顔で本当にシンハ?

そして、
HP「イサーンの大地走行2000キロプラス」の
ふうみんさんから以下のコメントを頂きました。

「この写真を見た瞬間、これは「人面」の獅子像だ
と思いました。
人面獅子像といえば、直ぐに思い当たるのが
スフインクスですよね。
私は、これが古代エジプトから古代インドへ渡り
ヒンドゥー教に取り入れられて、アンコールへ、
そして、イサーンのシーサケットのTam Nak Sai遺跡に伝播した。
との仮説を立てました。
すごく壮大ですよね。私も考えながら、すごいロマンを感じました。

そして、インドのヒンドゥー教に
人面獅子像があるか調べましたが、
該当するものがありません。
ヴィシュヌ神は10の化身をするといわれていますが、
6番目の化身に人獅子(ヌリシンハ)があります。
これは獅子面人像ですから反対ですので違いますネ。

それならばと、
タイ・カンボジア・チャンパ・ビルマ・
インドネシア等の人面獅子像を蔵書やネット等で
調べましたが、該当する物は見当たりませんでした。

そこで、この像は人面なのか?という
基本に返って考え直し、
Prasat Tam Nak Sai遺跡から調べ直しました。
そうすると「高杉等」さんの書いた
「白塗りの間の抜けたシンハ(?)が2体
狛犬のように置かれている。
これはさして古いものではないようだ。」と
言う文章に出会いました。
これが結論のようですが、何か十分に納得できません。」


なんでこのような泣き顔の、
また、人の顔のようなシンハを
つくったのか?

何かの意図があったのか?

遺跡よりも興味がわく存在です。


これは左側のシンハです。








これは右側のシンハです。






























































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