この遺跡は、Surin県の
A.Sikhoraphumの
Ban Sikhoraphumに
あります。
1回目の訪問は、
2000年でした。
しかし、データを
失ってしまいました。
2回目の訪問も、
写真を撮りましたが、
どちらかと言うと
見ただけに
終わりました。
3回目は、
見たつもりでしたが、
今、写真を整理していると、見て無い事に気がつきました。
そして、もう一度行きたいと思っています。
この遺跡は、U字型の濠に囲われています。
そして、祠堂は、サイコロの5の目のように、
5基の祠堂が配置されています。
遺跡の参道横には、
遺跡に使用されていた石が転がっています。
2006年に来た時は、
更に整備をするのだと思いますが、
工事が始まっていました。
手前は、参道横にあった
屋蓋(Lotus Corn)の一部です。
祠堂を東正面から見たところ。
中央祠堂の東正面のまぐさ石です。
中央は、10本の腕を持つ踊るシヴァ神です。ハンサに支えられた台上で踊っています。
その下には、シンハの後足をつかんでいるカーラがいます。
そして、シヴァ神を中央に、
左から、人の頭を串刺しにしているドゥルガー神、ヴィシュヌ神、ブラフマー神、ガネーシャ神と
言う事です。(高杉等さんの「東南アジアの遺跡を歩く」の説明文より)
中央の踊るシヴァと、4面の顔を持つブラフマー神、象の頭を持つガネーシャ神は、見てわかります。
ガネーシャ神は、シヴァ神と、その妻パールヴァティの息子です。
また、ヒンドゥー教の3大神のシヴァ神と、ブラフマー神がいれば、
シヴァ神の左は、ヴィシュヌ神だと思います。
(通常は持ち物で判断しますが、このまぐさでは何を持っているか判別できません。)
そして、一番左端のドゥルガー神は、シヴァ神の妻で、パールヴァティー(ウマー)と
同一視されています。
シヴァ神は、創造と破壊の神ですが、ドゥルガー神は、その破壊の象徴です。
見た目は美しいですが、戦いが好きな殺戮の神です。
人の頭を串刺しにしているところ、そして、女性の髪形と胸で見分ける事ができます。
(遺跡にあった説明文(一番上の写真)には、ウマーと記載が有りました。)
まぐさの底辺には、羽飾りを立てたドラゴンに乗った6人の神がいます。
ドラゴンは、クメール神話には出てこない為、中国の影響を受けていると思われます。
(KHMER TEMPLES IN THAILAND & LAOSによる。)
中央祠堂入口の左のピラスターの女神像です。
(東正面から)
中央祠堂入口の左のピラスターの南面の
門衛神ドヴァラパーラです。
中央祠堂入口の右のピラスターのレリーフです。
(女神像と門衛神ドヴァラパーラです。)
中央祠堂入口の右のピラスターの女神像です。
肩にインコが留っています。
そして、インコの足から伸びた紐を持っています。
飼っているインコでしょうか?
中央祠堂入口の右のピラスターの北面の
門衛神ドヴァラパーラです。
中央祠堂です。
東正面から見たところ。
まぐさ石の上の破風部分は、
直接レンガを彫り込んだ装飾と、
その上に赤色漆喰が塗られた跡のように見えます。
中央祠堂東正面の破風横を飾るナーガ(左側)です。
中央祠堂東正面の破風横を飾るナーガ(右側)です。
中央祠堂東正面の左側ピラスター上部のレリーフです。
角にガルーダがいます。
中央祠堂東正面の右側ピラスター上部のレリーフです。
角にガルーダがいます。
中央祠堂内部です。
南西端の祠堂は、屋蓋が残っています。
最初の説明文(写真)には、
16世紀に屋根の構造が、ヒンドゥー寺院から、仏教寺院に
改修されたとありました。
確かに屋蓋の形状が、段々状になっており、
有名な
Phimaiや
Phanom Rung
の屋蓋形状と
異なっています。
これが、
ヒンドゥーと仏教の屋蓋の構造差かどうか私には不明ですが、
後で勉強をして見ようと思います。
大きな仏足石がありました。
南東の祠堂だと思います。
記録にも残してないので、はっきりしません。
その仏足石には、動物の絵が描かれています。
私に理解できるだけでも、
蛇、鶏、犬、鹿のような、フクロウのような、猿のような、
いろんな動物が描かれています。
入口のフレームには、碑文が刻まれています。
北東側から、北東の祠堂と、
その向こうに中央祠堂を見たところ。
2005年に訪れた時は、
タイの大学生と思いますが、
研修旅行の一団と出会いました。