8月6日 とうろう流し: 06Aug2023


2023年5月には、G7広島サミットが開催され、
法の支配に基づく自由で開かれた
国際秩序の維持、強化について、
議論が交わされ結束が示されました。

一方、核廃無き世界の理想を共有しても、
核による戦争の抑止を否定できない
現実的な課題が残るサミットとなりました。

その2023年8月6日、78年目の原爆の日に、
とうろう流しに出かけて来ました。

紙屋町交差点を西へ進んで行くと、
原爆ドーム横に位置する「おりづるタワー」が見えてきます。





その「おりづるタワー」の北側、相生通りを挟んだ向かい側、
旧広島市民球場跡地にHIROSHIMA GATE PARKが
オープンしています。

HIROSHIMA GATE PARKの西側には、
平和記念公園の原爆慰霊碑、原爆ドームを結ぶ
南北の軸線上にピースプロムナードが設置されています。

そのピースプロムナードです。










ピースプロムナードの北の端は、
小高くなった「高見ひろば」になっています。

今年の夏は、あまりにも暑い酷暑の夏で、
遊びに来ていた子供が服を着たまま水につかってます。














高見ひろばの横の平和の鐘です。

この平和の鐘は、被爆四年後の1949年に
広島銅合金鋳造会の職人たちが、
焼け跡に残る金属を集めて造り、市に寄贈した物です。














高見ひろばの上から、ピースプロムナードの先に
原爆ドームを見たところです。

ピースプロムナードの両側には、桜が植えられており、
春にはサクラを見る事ができます。















ピースプロムナードを原爆ドームへ向け
進んで行きます。












原爆ドームの北側には、
「世界遺産 原爆ドーム」の石碑があります。

その碑文には、
「人類史上最初の原子爆弾による
惨禍を伝える歴史の証人として、
また、核兵器廃絶と恒久平和を求める
シンボルとして…」
とあります。





原爆ドームを北西から見たところ。

花が供えられています。
















原爆ドームの西側を流れる
元安川の両岸には、
多くの人が集まっています。











原爆ドームを南から見たところ。













原爆ドーム前から、
原爆死没者慰霊碑に向け歩きます。

原爆死没者慰霊碑を、
北側から、平和の灯、平和の池越しに
見たところ。

原爆死没者慰霊碑の向こうには、
8月6日朝に行われた平和記念式典で
使用された白いテントが残ってます。




原爆死没者慰霊碑です。

家形の下には、
「安らかに眠って下さい
過ちは繰返しませぬから」と
刻まれた石碑があります。








原爆死没者慰霊碑の前には、ハンガリー、
そして、ハンガリー日本友好協会からの
献花がありました。











原爆死没者慰霊碑の前から、
広島平和記念資料館の下を南に抜けると、
「祈りの泉」と呼ばれる噴水があります。

「祈りの泉」の向こうに見える建物は、
広島平和記念資料館の本館です。








広島平和記念資料館の西側には、
広島国際会議場があります。












広島国際会議場 地下2階の
展示室「サクラ」では、
G7広島サミット回想展
~核兵器のない世界に向けた首脳らの軌跡~
が行われていました。









ウクライナの
ゼレンスキー大統領が
広島平和記念資料館を
訪れ記帳した芳名録です。

8月7日までは実物展示で、
以降はレプリカ展示と
言う事です。

「現代の世界に核による
脅しの場所はない。」と
記帳されています。






G7広島サミットの
機会を捉えた招待国・
国際機関の首脳による
平和記念公園への訪問を
記念して、
首脳たちのサインが
入ってます。

その他、
参加された首脳の芳名録や、
サミットで使用された円卓、
バイデン大統領の折り鶴、
等が展示されていました。





G7広島サミット回想展を出て、
とうろう流しが行われている元安川へ
向かいます。

途中、公園内にあった「原爆の子の像」です。

原爆で被爆し、10年後に
白血病でな亡くなった
佐々木貞子さんの死をきっかけに、
原爆で亡くなった子供たちの霊を慰め
平和を築くための像をつくろうと言う
運動が始まり、全国からの募金で
「原爆の子の像」が完成しました。

元安川に架かる元安橋から、
元安川越しに原爆ドームを見たところ。

既に多くの人が集まっており、
とうろう流しが始まっています。









元安川です。

既に、多くのとうろうが浮いてます。











とうろうが、
緩やかな流れに乗って流れて行きます。












SUP(スタンドアップパドルボード)に
乗って、川岸で淀むとうろうを流すのを
助けている人もいます。











元安橋から見た原爆ドームです。













原爆ドーム側の岸からは、
白いとうろうが流されています。

白いとうろうは、
「原爆の子の像」に手向けられた
折り鶴を再生した紙が使用されています。








元安川越しに見た原爆ドームです。


















とうろうは、川岸に沿って流れて行きます。


















昭和20年の8月6日、
原爆により被災した人々が、水を求めて川に入り、
折り重なるように遺体が浮いていたと言う事です。
















川には3隻のボートが浮いています。

このボートは、流灯船で、
主催者が代行して、とうろうを流します。










奥の白いボートは、流灯船で、
主催者が代行して、とうろうを流して
くれます。











原爆ドーム横の川岸には、
多くの人が集まり、
とうろう流しを見守っています。











流灯船です。

その向こうに見える岸からは、
白いとうろうが流されています。

白いとうろうは、
「原爆の子の像」に手向けられた
折り鶴を再生した紙が使用されています。






こちらは、カラフルな色のとうろうです。


















それぞれのとうろうには、
メッセージが書かれています。

















元安川の流れです。


















いろいろなメッセージが書かれた
とうろうが流れてきます。

・笑顔が絶えない世界に
・戦争がなくなりますように
・楽しく暮らせる世界に

メッセージだけでなく、
世界の人々が、輪になって、手をつないだ絵もあります。










天国のお母さんに宛てた
メッセージもあります。












カラフルな絵が描かれた
とうろうもあります。












元安橋の上から、眺めた元安川です。









































無数のとうろうが流れてきます。



























ウクライナ戦争が終わりますように!
の祈りのメッセージも見えます。


























徐々に辺りが暗くなってきます。













橋の上から下を見たところ。









































辺りが暗くなってきました。













流れて行くとうろうです。













とうろうが流れて行きます。


















暗くなり、色とりどりのとうろうが浮き上がります。


















川岸に集まった人々です。













元安橋の上から見た元安川です。
その向こうに原爆ドームが見えます。












元安橋から、元安川に沿って、
相生橋に向け、歩きます。












相生橋に向け歩きながら、
元安川越しに原爆ドームを見たところ。

右端のビルは、おりづるタワーです。










広島市の中心を流れる太田川の本川は、
平和公園の北端で元安川と本川の二手に
分かれます。
そして、相生橋は、
東西に結んでおり、その東西を結んだ
中央から平和公園の北端に向け橋が伸び、
T字型をしています。

その相生橋の上から元安川、
そして、原爆ドームを見たところ。




相生橋の上を東に向け進みます。













相生橋の上から、
原爆ドーム横を流れる元安川、
そして、原爆ドームを見たところ。











相生橋の上を東へ歩きながら、
川面に浮かぶとうろうを見たところ。












相生橋の上から見た元安川です。
左に原爆ドームが見えます。


























河原に下りて、
とうろうを流しています。












原爆ドームの前にある
慰霊と刻まれた碑です。

その慰霊碑越しに
ライトUPされた原爆ドームを見たところ。









78年前のこの日の夜、
多くの人々の命が奪われ、廃墟となった広島が広がってのだと思います。
美しく流れるとうろうが、戦没者の霊を慰め、
平和のメッセージを世界に届けられればと思います。




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