宮島: 08Dec2012


私にとって、初めての一眼レフ(Nikon D3200)を買った時、真っ先に行ったのが宮島でした。
まだ、一眼レフの使い方も良くわからないまま歩いた宮島を紹介します。

何度か宮島に行った事はありますが、やはり、宮島は絵になります。
そして、何と言っても、1996年に厳島神社として世界文化遺産に登録され、
世界の関心を集めている場所と言う事もあり、行くならここしかありません。

宮島口から、フェリーに乗り、
宮島へ向かいます。

フェリーから、南西方向を見たところ。

宮島の山の形が、神々しさを感じます。







そして、西には、宮島と大野瀬戸を隔てて、
経小屋山 が見えます。











JRのフェリーに乗ると宮島の大鳥居前を、
周ってくれます。

逆光で見えにくいですが、大鳥居です。









大鳥居から東へ目を移せば、
黒い大屋根が見えます。
千畳閣です。

千畳閣は、豊臣秀吉の命で、
戦で亡くなった者を
供養する為に造られました。
しかし、秀吉の死で、
天井の一部が張られてない、等、
一部、未完成のままです。



赤い大鳥居です。

その向こうに見える山は、駒ヶ林です。










右の山が、駒ヶ林で、
左の山が、弥山です。





フェリーが宮島桟橋へ到着しました。





海岸沿いの道を、厳島神社へ向かいます。

黒い大屋根は、千畳閣です。

その隣に建つ五重塔は、
応永14年(1407年)に
建立された物です。






更に先には、朱色の大鳥居が見えます。












厳島神社の参道の狛犬です。












参道から見た大鳥居です。

丁度、干潮の時間帯で、みんな鳥居まで
歩いて行ってます。

この大鳥居は、
地中に埋め込まれているのではなく、
自重で建っています。
鳥居上部の横に渡された島木が
箱状になっており、
この箱の中に玉石7tonが詰め込まれて
重しになっています。

厳島神社です。












拝観料を払って、社殿の中へ入ります。

東側の回廊から、高舞台方向を見たところ。










この回廊を渡って、本殿へ向かいます。

この回廊で囲われたエリアは、
枡形と呼ばれています。









回廊から、千畳閣と五重塔が見えます。

また、潮が引くと現れる
丸い「鏡の池」が見えます。









中央辺りにある石は、卒塔婆石です。

鬼界島に流された平康頼が、
母恋しさに千本の卒塔婆に
二種の和歌を書いて海に流しました。
その内の一本が池の中の石に流れ着いたと
言われています。

卒塔婆とは、Stupa、
すなわち、仏塔を意味しますが、
その仏塔を模して造られた木の板の事です。


平舞台から、大鳥居を見たところ。












平舞台の先端から大鳥居を見たところ。












平舞台から、本殿方向を見たところ。

建築様式は、切妻両流造りです。


本社祓殿の前には高舞台があります。







本社祓殿の手前、両脇には狛犬がいます。

本社祓殿に向かって右側の狛犬です。










本社祓殿に向かって左側の狛犬。












本社祓殿の前から振り返って、
高舞台を見たところ。











本社祓殿の前から、本社拝殿、
そして、その奥の本社本殿を見たところ。











次に、本社拝殿前に行ってみます。

正面には、緑青塗りの引き違いの
ひし形の格子戸が見えます。

この奥が、本社本殿になります。

本殿には、市杵島姫、湍津姫、田心姫の
宗像三女神が祭られています。

海上交通の平安を守護する神と言う事です。


本社拝殿の横には、こんな騎馬武者の絵もありました。

誰の絵でしょうか?















西側の回廊から五十塔を見たところ。

右側に、本社祓殿です。










この回廊を、まっすぐ進むと
長橋があります。











中央の橋は、反橋です。

左端は、天神社です。

天神社は、学業の神様が祭られており、
1556年に、毛利隆元によって
寄進されました。






能舞台です。

日本で唯一海中に建てられています。










能舞台を正面から見たところ。

1991年の台風19号で
倒壊しましたが、
1994年に再建されました。








反橋です。

天皇からの勅使だけが、
この橋を渡る事ができました。

この橋、実際に渡れと言われても、
写真で見る以上に曲率が大きく、
もしも、私だったら、
渡れそうにありません。




西側の回廊から、能舞台を見たところ。












中央は、反橋です。












回廊を渡り終え、宝物館の前から、
多宝塔を見上げたところ。
















多宝塔へ登る途中に見た大木です。

















多宝塔へ到着です。

1523年の建立です。















そして、多宝塔から更に登ると、
多宝塔と大鳥居を見渡せる
絶景ポイントがあります。










また、五重塔も見渡せます。

















多宝塔の次は、紅葉谷へ向かいます。












紅葉谷。

しかし、この時期、紅葉も散ってしまっています。















紅葉谷から、弥山への登山道のひとつ、
紅葉谷コースを登ります。

途中、紅葉の絨毯を発見。














尾根に出ると道が分岐しており、
まず、獅子岩へ向かいます。

その獅子岩からの南東方向の眺めです。

中央右に、西能美島が見えます。







少し南へ目を向けると、
手前の三角小島は、小黒神島です。

その向こう、中央は、大黒神島です。









南を見たところ。












南の海上には、阿多田島が浮かんでいます。












東を見たところ。

中央の海岸沿いの小さな島は、絵の島で、
その向こうに、似ノ島が見えます。

右よりに、大奈佐美島が、
その向こうに、江田島が見えます。






大奈佐美島です。












海岸沿いの小さな島が、絵の島です。

その向こうに、 似ノ島 が見えます。










北東には、元宇品が見えます。

左は、宇品港です。










更に少し北へ目を向けると、
鈴ヶ峰 が見えます。











西には、 弥山 山頂が見えます。

山頂には、展望台が見えます。
但し、この展望台は古い展望台で、
2013年に建て替えられました。








獅子岩から、弥山に向かいます。

途中で見た雄鹿です。















弥山へ向かう途中で見た獅子岩です。
獅子岩のロープウエー駅も見えます。

右の島は、大奈佐美島です。














山頂へ行く前に、弥山本堂へ寄りました。

本堂前にいた仏像達です。
おねがい地蔵・ごめんね地蔵と
説明がありました。

この仏像達は、
霊火堂の「消えずの火」の灰を
混ぜて、造られています。


また、弥山は、弘法大師が山の姿を見て、
須弥山に似ている事から、
名付けられたと伝わります。

その霊火堂です。
本堂の前にあります。











香炉の奥には、
806年に弘法大師が修業を行った時の霊火が、
今でも「消えずの火」として残っています。

この消えずの火には、大茶釜がかけられており、
その茶釜で沸かした霊水を飲むと、
万病に効く、幸いがあると言われています。











そして、更に山頂に向け登って行くと、
文殊堂と観音堂があります。
















更に、しばらく行くと、くぐり岩があります。

















弥山頂上に着きました。

展望台から、頂上の大岩群を見たところ。










頂上の展望台からの景色です。

東を見たところ。










北西には、駒ヶ林が見えます。












南東を見たところ。

中央は、西能美島です。
右よりの小さな三角小島は、
小黒神島です。








南西を見たところ。











頂上から、大聖院コースへ向け下ります。

途中、干満岩があります。
穴の水が、海の潮の満ち引きに合わせて
上下します。
また、その水には塩分が含まれていると
言う事で、弥山七不思議のひとつに
なってます。

穴の水って書いてあったので、
目の前の手水鉢のような窪みの中の水と
思い込んでいました。

後で調べてみたら、
大きな勘違いをしていた事に気がつきました。

干満岩は、勘違いした岩の向こう側の大きな岩の事で、
その岩の側面に穴が開いていると言う事です。

次の機会に見てみる事にします。

仁王門です。

1991年の台風19号で、仁王門は倒壊しましたが、
2004年の台風18号で、再び倒壊しました。

そして、この仁王門は、2012年に再建された物です。












左側の仁王様です。
阿形です。
















右の仁王様です。
吽形です。
















大聖院コースを下りながら、
厳島神社、千畳敷、五重塔の方向を見たところ。
















巨岩の上を流れる滝です。

















下山途中に見た厳島神社です。
赤い大鳥居が見えます。

また、千畳閣と五重塔も見えます。

右上の方では、
フェリーが桟橋に着こうとしています。






対岸には、廿日市、五日市の街並みが
見えます。











厳島神社です。












白糸の滝です。

















麓まで下りて来ました。

厳島神社の裏手の川にいた鹿です。
お尻の毛が白色で、
ハート形になっています。








厳島神社の裏手から、神社を見たところ。

左側は、東の回廊です。
右側の建物が
客神社(まろうどじんじゃ)です。








五重塔です。

















参道から見た、厳島神社です。

朝来た時は、
干潮で、人が歩いていたエリアに、
今は、潮が満ちています。








ひたひたと海水が満ちて来ています。












宮島の大鳥居も海の中です。












海に浮かぶ厳島神社は、絵になります。












シーカヤックで、
神社にお参りする人もいます。











フェリー乗り場に向かいます。












フェリーから見た
弥山(左側)と、駒ヶ林(右側)です。











宮島の大鳥居が小さくなっていきます。












フェリーから見た 鈴ヶ峰 です。












次の機会に、また、来てみようと思います。











■参考
2011年に、宮島の弥山へ子供達と登った時の紹介は、 ココ 。(←クリックしてね!)



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