三段峡: 06Nov 2016



三段峡は、この時期、木々の葉が、赤や黄色に染まります。
その紅葉を見に出かけて来ました。

広島バスセンターへ行くと、三段峡へ直通で行ける
臨時バスが運航してました。

その臨時便で三段峡へ向かいます。




右は、三段峡正面口にあった散策モデルコースの
案内図。






























三段峡正面口から三段峡へ向かい最初の橋、長淵橋の上から長淵を
眺めたところ。

長淵は、峡内で一番長い淵で、約200mの長さがあります。

淵とは、水を深くたたえている場所を指す。





















長淵橋を渡ったところにあった三段峡の説明板。
三段峡は、約16kmの流紋岩と花こう斑岩からなる峡谷である。































峡谷沿い散策道から長淵を見たところ。

洲の上にはカヌーが二艘ありました。


















散策道脇の大岩。




















散策道。


























突出す岩。


























澄んだ水をたたえる淵。


























散策道脇の木々越しに川を見たところ。


























姉妹滝が見えてきた。


























姉妹滝。

水量によって、岩肌を流れる水の本数が変わり、二姉妹だったり、三姉妹だったり…。

この日は、二姉妹かな?






















姉妹滝のすぐ上流にあった岩の割れ目。

水がたまっている。

















姉妹滝の向こうに急流が見えてきた。


























竜のように蛇行しながら浸食され、竜が噴煙を吹き出すかのごとく、
水しぶきが舞う様子から、竜ノ口と呼ばれている。

























竜ノ口。


























竜ノ口。


























竜ノ口。




















竜ノ口。

上流からふり返ったところ。
























更に上流に向けすすんで行く。



























急流がある。



























穏やかな流れもある。




















石がゴロゴロ。




















山肌の木々は色づいている。



























川の中に三角形の岩が見えてきた。




















兜岩だ。

見た雰囲気が、兜にそっくりだ。


















更にその先へ。

























ふり返ったところ。

先ほどの兜岩が見える。

















散策道にあった半円状の窪み。

石垣が積んである。

何がここにあったのだろう。























渓谷沿いの散策道。




















ところどころに淵がある。




















前方に五立と呼ばれる高く切り立った岩壁が
見えて来る。

























その五立の説明板。




















切り立った岩壁が見える。

庄兵衛岩。

























散策道の横に赤滝が突如現れる。

微生物(珪藻類のタンスイベニマダラ)の影響で、水が流れ落ちる岩肌が
赤くなっている。























渓谷の流れ。




















岩が転がっている。




















渓谷の流れと、紅葉した木々。


























散策道の横には、柱状節理の入った岩がある。



























水が濃い緑色をした淵が見える。




















散策道が、渓谷に切り立った岩のトンネルに吸い込まれている。



























切り立った岩は、庄兵衛岩。

庄兵衛岩に掘られたトンネルの入り口。
























トンネル手前で、川を見たところ。




















トンネル内部。

ノミで岩をくり抜いた洞門だ。

























トンネルを抜けて、ふり向いたところ。

親子連れが、ちょうどトンネルを抜けてきた。


庄兵衛岩をくぐるので、庄兵衛くぐりと呼ばれている。















散策道を先に進んで行く。



















大きな淵が見えてきた。

夫婦淵だ。


















散策道の脇のお地蔵さん。

過去、辛い事故がここめおと淵で発生した。
今でも、きれいに清掃がなされている。

















夫婦淵の説明板。























夫婦淵。

大小二つの淵が寄り添うように続き、ヒョウタンの形が、まるで夫婦のように
見える事から夫婦淵と呼ばれている。


こっちが大きな淵。




















進んで行くと、その向こうに小さな淵が見えてきた。


























大きな淵と、小さな淵。


























大きな淵と、小さな淵。




















小さな淵から、大きな淵へ、水がしぶきをあげて流れ落ちている。


























そして、その上流。




















流路が細くなり、溝状の窪みを流れている。

その先には、花崗岩が板状岩となって露出した大岩壁の天狗岩 がそびえている。

























その流路は、まるで樋のようで、石樋と呼ばれている。



























石樋は、滝の後退現象によって、今のような水路ができたと考えられている。


























石樋は、約200mの長さの水路となっている。



























その石樋の途中にある石樋観音。




















石樋観音の拡大写真。

岩の形状が観音様に見える事から、そう呼ばれている。



















散策道。

急な登り坂だ。

























登って峠を越え、木立の間から、上流を眺めたところ。



























ぐるの瀬。

小さな断層があり、破砕帯となっており、岩の間を大きく曲がりながら
流れている。

















この先を左に曲がっている。



























ぐるの瀬。

右に曲がって、左に曲がっている。


















そして、蓬莱岩が見えてきた。




















蓬莱岩の説明板。


仙人が住むと言われている蓬莱山に似ていると
この名がついた。


この蓬莱岩は河床を構成する基盤岩の一部で、
浸食作用により、えぐられ形づくられた根付き岩
と言う事だ。












渓流の岩。




















渓流。



























巨大な岩壁がそびえている。



























渓流沿いの岩壁。



























河床には岩が転がっている。




















渓流。



























岩がそびえ立っている。




























そして、黒淵へ。

でも、ここで後悔をする事に…。

黒淵渡船に乗れば、絶壁の渓谷美を堪能できたはずであるが、
渡船代をケチって、散策道から景色を眺めようと思ったのが間違いだった。


散策道を登って行く。











この下が黒淵のはずだが、木立が邪魔をして、良く見えない。



























黒淵の水面を渡船がやって来た。






















黒淵を見下ろしたところ。



















黒淵。




















断崖の下、木の枝の陰に、対岸の建物が見える。

黒淵荘だ。

























黒淵荘へ渡る吊り橋が見える。




















眼下に黒淵荘と、黒淵荘へ渡る吊り橋。

黒淵荘では、ソーメンや、ヤマメの塩焼きを食べる事ができる。






















そそり立つ岩の柱。

























更に散策道を上流に向け進んで行く。















































雌滝。


























やがて仏岩が見えてきた。


























山から独立した円錐形の岩山が仏岩。


仏岩の上には一本松が生えている。























その仏岩を別の角度から見たところ。


























散策道。



























蛇杉橋が見えてきた。



























蛇杉橋から下流を見たところ。

昭和63年の集中豪雨で土砂崩れが発生し、橋が架けられ、対岸を迂回する道が
できた。

蛇杉橋を渡り、対岸を歩く。





















南峰橋から上流を見下ろしたところ。

南峰橋は、蛇杉橋から約50mのところにあり、元からあった散策道に戻るように
なっている。

南峰橋の名は、三段峡を世に知らしめた写真家 熊南峰に由来する。





















南峰橋から上流を見たところ。


























南峰橋を渡り、ふり返ったところ。




















散策道を進みながら上流を見たところ。



























大淵。




















下流をふり返ったところ。



























大淵から上流を見たところ。

かつては峡中で、最大の淵だったようだ。

























大淵からしばらく進むと、王城洞門がある。




















紅葉したモミジ。




















崖沿いを通る散策道。





















渓流を見下ろしたところ。





















木立越しに見た渓流。





































































耶源(やげん)。

「川に巨大な岩が横臥し、縦の節理面をみる岩壁が天へ向かって
伸びています。水面の近くではヒダ状となり、絶壁の源を激流が
流れます。」と説明有り。

















耶源(やげん)。




















耶源(やげん)。



























耶源(やげん)。



























耶源(やげん)の上流を見たところ。



























水梨口駐車場に近づくにつれ、流れがゆるかになった。




















水梨口駐車場にあったこれから行く予定の猿飛コースの案内図。




























水梨口駐車場にあった三段峡案内図。



































































三段峡を構成する柴木川と横川川の合流地点。




















横川川に沿って猿飛・二段滝に向かい進んで行く。

ここは風林館跡。

風林館は、昭和初期に横川集落の住民によって運営されていた
旅館で、昭和33年に解体された。

当時は、交通の便も不便で、泊りがけで訪れる人も多かったの
だろう。












猿飛・二段滝へ向かう途中の景色。



























岩肌を流れる水。



























猿飛・二段滝へ向かう途中。




















猿飛・二段滝への渡船を利用する為に並ぶ人達。

猿飛・二段滝へは、断崖に阻まれ、渡船を利用するしか
方法が無い。

















猿飛・二段滝の説明板。
























渡船の順番待ちの間に、撮った渓流の写真。





















30分以上の待ち時間だ。

渡船の青い船が見える。


















渡船の桟橋前は、流れをせき止めて、渡船の為の水深が
調節されている。



















やっと順番がきて、渡船へ乗り込んだ。

下方向を見たところ。


















桟橋から見てわからなかったが、船が進みだすと、すぐに両側の崖に挟まれた
大地の割れ目の間に、細い水路が見えてきた。
























猿飛ってなんだろうと思いながら来てみたが、名前の由来がわかるような気がする。


























見上げてみると、この崖の両側の距離、猿だったら飛んで渡れそうだ。


























桟橋から、崖の間も、ロープが張られている。

船頭さんが、このロープを手繰って船を進めている。

この狭い崖の間では、オールとか使う事ができないからだろう。
















狭い崖の間を進んで行く。


























この辺りから、少し広くなっている。


























今、通って来た狭い崖の間の水路をふり返って見たところ。



























少し広い場所で、帰りの船とすれ違う為に、少し止まって待つ。


隣の船は、すれ違う帰りの船。
















すれ違った後、また前に進み出す。





















その先に、開けた空間が見えてきた。





















上陸した後、帰りの船を待つ人達が見える。











































今来た水路をふり返ったところ。




















二段滝が見えてきた。



























二段滝。


























船が桟橋に到着し、上陸だ。

その向こうの人達は、帰る為に、来た人達が下りるのを
待っている。

















上陸して二段滝を見たところ。




















そして、交代で帰る為に、船に向かう人達。




















二段滝と呼ばれているが、一段滝にしか見えない。

昭和63年の集中豪雨で、一段目の岩壁がはぎ取られ、
今では、一段の滝になっている。














二段滝。























二段滝。



























ここは、船でしか来れない、周りから途絶した環境だ。




















滝と反対側、今、私が立っている後ろ側の岩場。


























先ほど、船の乗り降りをしていた桟橋。


























滝の横の壁。


























猿飛は、どのようにうに形作られたのか?

元々、猿飛は、二段滝の水の落ち口で、滝が後退する事によって、
細い水路が形作られた。

















観光客を乗せて、次の船がやって来た。


























船に乗り、さっき来た水路を引き返す。





















上方を仰ぎ見たところ。



























最後に二段滝をふり返る。


























水面をのぞき見ると、透き通って川底が見える。


























猿飛。

この辺りは、まだ水路の幅が広い。

これが、滝の後退によってできたとは、俄かには考えがたい。






















横の岩肌。




























上方を見上げたところ。



















行きの船が、すれ違う為に、待ってくれている。


























行きの船とすれ違う。



























ここから先は、右寄りにある細い水路へ向かう。




















急に水路の幅が、狭くなっているのがわかる。


























このロープをたぐって、船を前に進めている。


























細い水路へ入って行く。


























かつては、猿の群れが、この上空を行き交っていたのかもしれない。


























猿飛を抜けて、視界が広くなる。



















渡船の桟橋が見えてきた。



















今、抜けてきた猿飛をふり返ったところ。


























次は三段滝へ向かう。

横川川を戻り、途中で山を越えて三段滝のある柴木川へ向かう。

途中の紅葉した山。















眼下に柴木川が見えてきた。


























川沿いの道まで下りてきた。




















木立の間から、川を見たところ。




















大きな岩も転がっている。


























柴木川の渓流。



























渓流。




















渓流。




















ここは、槙が瀬。

奇岩・巨岩が河床に横たわっている。
流域が三段になった急流である。

















渓流。




















渓流。



























前方から滝の音が。



























滝が見えてきた。

























三段滝だ。




























大きな滝壺がある。




















三段滝を正面から見たところ。


























ズームアップして見る。



























三段滝の正面に展望台があり、
そこにあった説明板。
























角度を変えてみる。



























移動しながら滝を見る。




















流れ落ちた水は、90度向きを変え下流に流れて行く。




















三段滝の横へ回り込みながら見たところ。




















三段滝の横へ回り込みながら。

右側の崖には、展望所が見える。

















三段滝の横の辺りだろうか、この先へ行ってのぞいてみる事にすうる。


























滝の横から、滝をのぞこうとしたが、見えない。




















場所を変えてのぞいてみる。


























滝の流れだろう、白い流れが見える。




















そして、上流方向に目を向けると、三段滝の上段の滝だろうか、白い流れが見える。


























その拡大写真。


























三段峡は、ここから樽床ダムまで、更に続いているが、
帰りのバスの時間が気になる時間となり、引き返す。

滝壺。

















上流から流れて来た木々が滝壺の際に打ち寄せられている。



























来た道を引き返しながら、下流を見たところ。


























紅葉した葉っぱ。


























柴木川と横川川の合流地点。

橋の下を流れているのは柴木川。

















水梨口駐車場へ戻り、水梨口と三段峡正面口を結ぶシャトルバスへ乗り、三段峡正面口へ戻る。
三段峡正面口へあった安芸太田町の散策マップ。































三段峡正面口には、お土産屋さんや、食事ができるお店が
並んでいる。

 















広島へ帰る直行便は、出た後で、一般のバスで、太田川に沿ってのんびり帰りました。



 

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