三段峡は、この時期、木々の葉が、赤や黄色に
染まります。
その紅葉を見に出かけて来ました。
広島バスセンターへ行くと、三段峡へ直通で行ける
臨時バスが運航してました。
その臨時便で三段峡へ向かいます。
右は、三段峡正面口にあった散策モデルコースの
案内図です。
三段峡正面口から三段峡へ向かい最初の橋、長淵橋の上から
長淵を眺めたところ。
長淵は、峡内で一番長い淵で、約200mの長さがあります。
淵とは、水を深くたたえている場所を指します。
長淵橋を渡ったところにあった三段峡の説明です。
三段峡は、約16kmの流紋岩と花こう斑岩からなる峡谷です。
峡谷沿い散策道から、長淵を見たところ。
洲の上にはカヌーが二艘ありました。
散策道脇の大岩です。
散策道です。
突出する岩です。
澄んだ水をたたえる淵です。
散策道脇の木々越しに川を見たところ。
姉妹滝が見えてきました。
姉妹滝です。
水量によって、岩肌を流れる水の本数が変わり、
二姉妹だったり、三姉妹だったり…。
この日は、二姉妹かな?
姉妹滝のすぐ上流にあった岩の割れ目です。
水がたまっています。
姉妹滝の向こうに急流が見えてきました。
竜のように蛇行しながら浸食され、
竜が噴煙を吹き出すかのごとく、
水しぶきが舞う様子から、
竜ノ口と呼ばれています。
竜ノ口です。
竜ノ口。
竜ノ口。
竜ノ口。
上流からふり返ったところ。
更に上流に向けすすんで行きます。
急流があります。
穏やかな流れもあります。
石がゴロゴロしています。
山肌の木々は色づいています。
川の中に三角形の岩が見えてきます。
兜岩です。
見た雰囲気が、兜にそっくりです。
更にその先へ進みます。
ふり返ったところ。
先ほどの兜岩が見えます。
散策道にあった半円状の窪みです。
石垣が積んであります。
何がここにあったのだろう。
渓谷沿いの散策道です。
ところどころに淵があります。
前方に五立と呼ばれる高く切り立った岩壁が
見えて来ます。
その五立の説明です。
切り立った岩壁が見えます。
庄兵衛岩です。
散策道の横に赤滝が突如現れます。
微生物(珪藻類のタンスイベニマダラ)の影響で、
水が流れ落ちる岩肌が赤くなっています。
渓谷の流れです。
岩が転がっています。
渓谷の流れと、紅葉した木々です。
散策道の横には、柱状節理の入った岩があります。
濃い緑色をした水の淵が見えます。
散策道が、渓谷に切り立った岩のトンネルに
吸い込まれています。
切り立った岩は、庄兵衛岩です。
庄兵衛岩に掘られたトンネルの入り口です。
トンネル手前で、川を見たところ。
トンネル内部です。
ノミで岩をくり抜いた洞門です。
トンネルを抜けて、ふり向いたところ。
親子連れが、ちょうどトンネルを抜けてきました。
庄兵衛岩をくぐるので、庄兵衛くぐりと呼ばれています。
散策道を先に進んで行きます。
大きな淵が見えてきました。
女夫淵です。
散策道の脇のお地蔵さんです。
過去、辛い事故が、ここ、女夫淵で発生しました。
今でも、きれいに清掃がなされています。
女夫淵の説明です。
女夫淵です。
大小二つの淵が寄り添うように続き、
ヒョウタンの形が、まるで夫婦のように見える事から
女夫淵と呼ばれています。
こっちが大きな淵です。
進んで行くと、その向こうに小さな淵が見えてきます。
大きな淵と、小さな淵です。
大きな淵と、小さな淵。
小さな淵から、大きな淵へ、
水がしぶきをあげて流れ落ちています。
そして、その上流です。
流路が細くなり、溝状の窪みを流れています。
その先には、花崗岩が板状岩となって露出した
大岩壁の
天狗岩
がそびえています。
その流路は、まるで樋のようで、
石樋と呼ばれています。
石樋は、滝の後退現象によって、
今のような水路ができたと考えられています。
石樋は、約200mの長さの水路となっています。
その石樋の途中にある石樋観音です。
石樋観音の拡大写真です。
岩の形状が観音様に見える事から、そう呼ばれています。
散策道です。
急な登り坂です。
登って峠を越え、木立の間から、上流を眺めたところ。
ぐるの瀬です。
小さな断層があり、破砕帯となっており、
岩の間を大きく曲がりながら流れています。
この先を左に曲がっています。
ぐるの瀬です。
右に曲がって、左に曲がっています。
進んで行くと、蓬莱岩が見えてきます。
蓬莱岩の説明です。
仙人が住むと言われている
蓬莱山に似ていると、
この名がついてます。
この蓬莱岩は河床を構成する
基盤岩の一部で、浸食作用により、
えぐられ、形づくられた根付き岩
と言う事です。
渓流の岩です。
渓流です。
巨大な岩壁がそびえています。
渓流沿いの岩壁です。
河床には岩が転がっています。
渓流です。
岩がそびえ立っています。
そして、黒淵の入口へでます。
でも、ここで後悔をする事に…。
黒淵渡船に乗れば、絶壁の渓谷美を
堪能できたはずですが、
渡船代をケチって、散策道から景色を眺めようと
思ったのが間違いでした。
散策道を登って行きます。
この下が黒淵のはずですが、
木立が邪魔をして、良く見えません。
木々の間から黒淵を眺めます。
黒淵の水面を渡船がやって来ました。
黒淵を見下ろしたところ。
黒淵です。
断崖の下、木の枝の陰に、対岸の建物が見えます。
黒淵荘です。
黒淵荘へ渡る吊り橋が見えます。
眼下に黒淵荘と、黒淵荘へ渡る吊り橋が見えます。
黒淵荘では、ソーメンや、ヤマメの塩焼きを食べる事ができます。
そそり立つ岩の柱です。
更に散策道を上流に向け進んで行きます。
雌滝です。
やがて仏岩が見えてきます。
山から独立した円錐形の岩山が仏岩です。
仏岩の上には一本松が生えています。
その仏岩を別の角度から見たところ。
散策道です。
蛇杉橋が見えてきます。
蛇杉橋から下流を見たところ。
昭和63年の集中豪雨で土砂崩れが発生し、
橋が架けられ、対岸を迂回する道ができてます。
蛇杉橋を渡り、対岸を歩きます。
南峰橋から上流を見下ろしたところ。
南峰橋は、蛇杉橋から約50mのところにあり、
元からあった散策道に戻るようになっています。
南峰橋の名は、三段峡を世に知らしめた
写真家 熊南峰に由来します。
南峰橋から上流を見たところ。
南峰橋を渡り、ふり返ったところ。
散策道を進みながら上流を見たところ。
大淵です。
下流をふり返ったところ。
大淵から上流を見たところ。
かつては峡中で、最大の淵だったと言う事です。
大淵からしばらく進むと、王城洞門があります。
紅葉したモミジです。
崖沿いを通る散策道です。
渓流を見下ろしたところ。
木立越しに見た渓流です。
耶源(やげん)です。
「川に巨大な岩が横臥し、縦の節理面をみる岩壁が
天へ向かって伸びています。
水面の近くではヒダ状となり、絶壁の源を激流が流れます。」
と説明が有ります。
耶源(やげん)です。
耶源(やげん)。
耶源(やげん)。
耶源(やげん)の上流を見たところ。
水梨口駐車場に近づくにつれ、流れがゆるかになった。
水梨口駐車場にあったこれから行く予定の猿飛コースの案内図です。
水梨口駐車場にあった三段峡案内図です。
三段峡を構成する柴木川と横川川の合流地点です。
横川川に沿って猿飛・二段滝に向かい進んで行きます。
ここは風林館跡です。
風林館は、昭和初期に横川集落の住民によって
運営されていた旅館で、昭和33年に解体されています。
当時は、交通の便も不便で、
泊りがけで訪れる人が多かったのだと思います。
猿飛・二段滝へ向かう途中の景色です。
岩肌を流れる水です。
猿飛・二段滝へ向かう途中の景色です。
猿飛・二段滝への渡船を利用する為に並ぶ人達です。
猿飛・二段滝へは、断崖に阻まれ、渡船を利用するしか
行く方法がありません。
猿飛・二段滝の説明です。
渡船の順番待ちの間に、撮った渓流の写真です。
30分以上の待ち時間です。
渡船の青い船が見えます。
渡船の桟橋前は、流れをせき止めて、
渡船の為の水深が調節されています。
やっと順番がきて、渡船へ乗り込みました。
船から下方向を見たところ。
桟橋から見てわかりませんでしたが、
船が進みだすと、
すぐに両側の崖に挟まれた大地の割れ目に、
細い水路が見えてきます。
猿飛ってなんだろうと思いながら来ましたが、
名前の由来がわかるような気がします。
見上げてみると、この崖の両側の距離であれば、
猿だったら飛んで渡れそうです。
桟橋から、崖の間を、ロープが張られています。
船頭さんが、このロープを手繰って船を進めています。
この狭い崖の間では、
オールとか使う事ができないからだろう。
狭い崖の間を進んで行きます。
この辺りから、少し広くなっています。
今、通って来た狭い崖の間の水路をふり返って見たところ。
少し広い場所で、帰りの船とすれ違う為に、
少し止まって待つ必要があります。
隣の船は、すれ違う帰りの船です。
すれ違った後、また前に進み出します。
その先に、開けた空間が見えてきます。
上陸した後、帰りの船を待つ人達が見えます。
今来た水路をふり返ったところ。
二段滝が見えてきます。
二段滝です。
船が桟橋に到着し、上陸します。
その向こうの人達は、帰る為に、
来た人達が下りるのを待っています。
上陸して二段滝を見たところ。
そして、交代で、帰る為に、船に向かう人達です。
二段滝と呼ばれていますが、
私には一段滝にしか見えません。
昭和63年の集中豪雨で、
一段目の岩壁がはぎ取られ、
今では、一段の滝になっています。
二段滝です。
二段滝。
ここは、船でしか来れない
周りから途絶した環境です。
滝と反対側の岩場です。
先ほど、船の乗り降りをしていた桟橋です。
滝の横の壁です。
猿飛は、どのようにうに形作られたのでしょうか?
元々、猿飛は、二段滝の水の落ち口で、
滝が後退する事によって、
細い水路が形作られました。
観光客を乗せて、次の船がやって来ました。
船に乗り、さっき来た水路を引き返します。
上方を仰ぎ見たところ。
最後に二段滝をふり返ります。
水面をのぞき見ると、透き通って川底が見えます。
猿飛です。
この辺りは、まだ水路の幅が広い。
これが、滝の後退によってできたとは、俄かには信じがたい。
横の岩肌です。
上方を見上げたところ。
行きの船が、すれ違う為に、待ってくれています。
行きの船とすれ違います。
ここから先は、右寄りにある細い水路へ向かいます。
急に水路の幅が、狭くなっているのがわかります。
このロープをたぐって、船を前に進めています。
細い水路へ入って行きます。
かつては、猿の群れが、この上空を行き交っていたのかもしれません。
猿飛を抜けて、視界が広くなります。
渡船の桟橋が見えてきました。
今、抜けてきた猿飛をふり返ったところ。
次は三段滝へ向かいます。
横川川を戻り、
途中で山を越えて三段滝のある柴木川へ
向かいます。
途中の紅葉した山です。
眼下に柴木川が見えてきます。
川沿いの道まで下りてきました。
木立の間から、川を見たところ。
大きな岩も転がっています。
柴木川の渓流です。
渓流です。
渓流。
ここは、槙が瀬です。
奇岩・巨岩が河床に横たわっています。
流域が三段になった急流です。
渓流です。
渓流。
前方から滝の音が聞こえてきます。
滝が見えてきました。
三段滝です。
大きな滝壺があります。
三段滝を正面から見たところ。
ズームアップして見たところ。
三段滝の正面に展望台があり、
そこにあった説明です。
角度を変えてみたところ。
移動しながら滝を見たところ。
流れ落ちた水は、
90度向きを変え下流に流れて行きます。
三段滝の横へ回り込みながら見たところ。
三段滝の横へ回り込んで行きます。
右側の崖には、展望所が見えます。
三段滝の横の辺りだろうか、
この先へ行ってのぞいてみる事にします。
滝の横から、滝をのぞこうとしましたが、見えません。
場所を変えてのぞいてみます。
滝の流れだと思いますが、白い流れが見えます。
そして、上流方向に目を向けると、三段滝の上段の滝だろうか、
白い流れが見えます。
その拡大写真です。
三段峡は、ここから樽床ダムまで、更に続いていますが、
帰りのバスの時間が気になる時間となり、引き返します。
滝壺です。
上流から流れて来た木々が滝壺の際に打ち寄せられています。
来た道を引き返しながら、下流を見たところ。
紅葉した葉っぱです。
柴木川と横川川の合流地点です。
橋の下を流れているのは柴木川です。
水梨口駐車場へ戻り、水梨口と三段峡正面口を結ぶシャトルバスへ乗り、三段峡正面口へ戻ります。
三段峡正面口へあった安芸太田町の散策マップです。
三段峡正面口には、お土産屋さんや、食事ができるお店が
並んでいます。
広島へ帰る直行便は、出た後だったので、一般のバスで、太田川に沿ってのんびり帰りました。