斎場御嶽:31Mar2012



沖縄旅行で斎場御嶽(せーふぁうたき)へ行って来ました。

沖縄では、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が、世界遺産として、2000年に登録されました。
この斎場御嶽も、その一つです。

沖縄県南城市知念久手堅にあります。

ここが斎場御嶽への登り口です。

御嶽(うたき)とは、琉球の神が宿る聖地の総称で、沖縄県民の
信仰のよりどころになっている。

そして、この斎場御嶽は、琉球開闢の始祖アマミキヨが国始め
に造った七御嶽の一つで、御嶽の中でも最も格式が高い。













斎場御嶽へ登る道で見かけたイモリ(だと思う。)

そう言えば、イモリとヤモリは何が違うの???
調べてみたら、イモリは両生類、ヤモリは爬虫類。
字を書くと、イモリは井守で、ヤモリは家守。
水辺を好むイモリは、井戸を守り、家の近くにいるヤモリは
家を守ると言う事らしい。

一番わかりやすい見分け方は、イモリの前足の指は4本で、
ヤモリは5本で、見分けがつくらしい。










途中の景色。

海に薄っすら浮かぶ島が久高島。
この島に、琉球開闢の始祖アマミキヨが降り立ったとされる。
















御門口(うじょうぐち)。

かつては、ここから先は王室関係者の参拝しか許されず、
一般の人は、ここから御嶽に向かって拝んだと言う事だ。

ここから先は、森の中だ。














大庫理(うふぐーい)。

御門口を入って最初に見えて来る最初の拝所。

















艦砲穴。

沖縄戦で、「鉄の暴風」と形容される程の砲弾が撃ち込まれた。
当時は、多くの艦砲穴が残っていたが、今ではほとんどが埋められており、貴重な戦争遺産になっている。















寄満(ゆいんち)

台所を意味する言葉で、
貿易によって栄えていた琉球が、世界中の交易品が集まる「豊穣の寄り満つるところ」を願ったのであろう。















寄満から引き返し、次は、大庫理の手前で
左に折れ、三庫理(さんぐーい)へ向かう。

その三庫理の説明板。


















































三庫理に近づいて行くと、岩から垂れ下がった鍾乳石が
見えて来ます。


















2本あります。小さなのを入れると、3本かな?

この石から滴り落ちる水を壺に受け、
正月の若水取りの行事等に使用されたらしい。
















これが、斎場御嶽のシンボル、三庫理(さんぐーい)。

一方の巨岩が、一方の巨岩に寄り掛かり、三角形の空間を造り出している。






















近寄って見たところ。
かなりでかい巨岩だ。























この空間を通り抜ける事ができる。




















通り抜けると、斎場御嶽で最上位の拝所がある。

このハートのような木々の間から、琉球開闢の始祖アマミキヨが
降り立った久高島が見える。





















帰りにみた風景。




















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