沖縄旅行で斎場御嶽(せーふぁうたき)へ行って来ました。
沖縄では、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が、世界遺産として、2000年に登録されました。
この斎場御嶽も、その一つです。
斎場御嶽は、沖縄県南城市知念久手堅にあります。
ここが斎場御嶽への登り口です。
御嶽(うたき)とは、琉球の神が宿る聖地の総称で、
沖縄県民の信仰のよりどころになっています。
そして、この斎場御嶽は、
琉球開闢の始祖アマミキヨが国始めに造った
七御嶽の一つで、
御嶽の中でも最も格式が高い場所です。
斎場御嶽へ登る道で見かけたイモリです。
(だと思います。)
そう言えば、イモリとヤモリは何が違うの???
調べてみたら、
イモリは両生類、ヤモリは爬虫類でした。
字を書くと、イモリは井守で、ヤモリは家守です。
水辺を好むイモリは、井戸を守り、
家の近くにいるヤモリは家を守る
と言う事のようです。
一番わかりやすい見分け方は、
イモリの前足の指は4本で、ヤモリは5本で、
見分けがつくと言う事です。
斎場御嶽へ登る途中の景色です。
海に薄っすら浮かぶ島が久高島です。
この島に、琉球開闢の始祖アマミキヨが
降り立ったとされてます。
御門口(うじょうぐち)です。
かつては、
ここから先は王室関係者の参拝しか許されず、
一般の人は、ここから御嶽に向かって
拝んだと言う事です。
ここから先は、森の中です。
大庫理(うふぐーい)です。
御門口を入って最初に見えて来る
最初の拝所です。
艦砲穴です。
沖縄戦では、「鉄の暴風」と形容される程の
砲弾が撃ち込まれました。
当時は、多くの艦砲穴が残っていましたが、
今ではほとんどが埋められており、
貴重な戦争遺産になっています。
寄満(ゆいんち)です。
台所を意味する言葉で、
貿易によって栄えていた琉球が、
世界中の交易品が集まる
「豊穣の寄り満つるところ」を
願ったようです。
寄満から引き返し、
次は、大庫理の手前で左に折れ、
三庫理(さんぐーい)へ向かいます。
その三庫理の説明です。
三庫理に近づいて行くと、
岩から垂れ下がった鍾乳石が
見えて来ます。
2本あります。
小さなのを入れると、3本かな?
この石から滴り落ちる水を壺に受け、
正月の若水取りの行事等に使用されます。
これが、斎場御嶽のシンボル、三庫理(さんぐーい)です。
一方の巨岩が、一方の巨岩に寄り掛かり、
三角形の空間を造り出しています。
近寄って見たところ。
かなりでかい巨岩です。
この空間を通り抜けます。
通り抜けると、斎場御嶽で最上位の拝所があります。
このハートのような木々の間から、
琉球開闢の始祖アマミキヨが
降り立った久高島が見えます。
帰りにみた風景です。