首里城公園:29Mar2012



沖縄旅行で首里城公園へ行って来ました。

沖縄では、5つのグスク(城)と、その関連遺産として4つ、計9つの世界遺産が、世界遺産として、2000年に登録されました。
この首里城跡も、その一つです。
また、沖縄旅行では必見の場所です。

沖縄県那覇市首里金城町 にあります。

駐車場も兼ねた首里杜館の中にあった首里城公園一帯の模型。
首里杜館では、首里城公園の必要な予備情報を入手できる。
また、レストランもあり、事前の腹ごしらえもできる。





















 首里杜館から、見学のモデルコースに沿って東に進んで行く。

これが有名な守礼門。
沖縄戦で破壊されたが、現在は復元されている。
















「守禮之邦」と言う書の扁額が掛かっている。

礼を守る国と言う意味であろう。

















守礼門を入って東に進むと、世界遺産の園比屋武御嶽石門がある。

これが、世界遺産を示す石碑。

ここに彫られた「園比屋武御嶽石門」の文字は、シルクロードをテーマに描いた
絵画が有名な平山郁夫画伯の揮毫したようだ。














その園比屋武御嶽石門。
そのひゃんうたきいしもんと読むらしい。

ここで、国王が外出する際に道中の安全を祈ったようだ。

木造の屋根を模した石造の屋根がある。














更にコースをお城へ向け登って行くと歓会門がある。




















歓会門の前にあった首里城の俯瞰図。






















歓会門の説明板。

首里城への第一の正門。
そして、中国皇帝の使者「冊封使」、
その他、招かれた人達を歓迎すると
言う意味で、名づけられたらしい。




















その歓会門。

アーチ状の石の門の上に、木造の櫓が設置されている。


















門の両脇には、魔よけのシーサーが置かれている。
























次に瑞泉門が見えて来る。



















瑞泉門の前にある龍樋、冊封七碑
等の説明板。

瑞泉門へ向かう石段の右手に泉が
あり、龍の口から水が流れ出ており、
龍樋と呼ばれている。

また、この周辺には、中国からの使者
、冊封使達が、龍樋の水の清らかさを称えた書を刻んだ石碑があったらしい。
その石碑は、沖縄戦で、ほとんどが
破壊され現存しない。
























龍樋。




















その龍樋のアップ。

 










































 そして瑞泉門。




















 瑞泉門の手前で振り返って、先程入って来た歓会門を見る。




















瑞泉門の次は、漏刻門。

漏刻とは、中国語で水時計を指す。
この門の上の櫓の中には、時間を測る水槽(水時計)が設置されていた。













その漏刻門。










































漏刻門を抜けると広場がある。

右手に広福門が見える。


















その広福門。

今までの門と異なり、建物自体が門となっている。
広く福を行きわたらせると言う意味のようだ。

















広福門の前の広場には、日影台が
ある。

日影台とは、日時計の事。
右は、その説明板。
































これが、その日影台。




















また、この広場には、供屋と呼ばれる建物と、
その中には、万国津梁の鐘があった。

右は、その説明板。


























これが、万国津梁の鐘。
1458年に鋳造され、本物は沖縄県立博物館にあるらしい。

万国津梁とは、「世界の架け橋」と言う意味で、世界の架け橋となって貿易で栄える事を
表した鐘である。




















そして、日影台や、万国津梁の鐘のある広場から見た景色。

西方に那覇港が見える。


















広福門を抜けると、更に広場があり、東には正殿へ入る奉神門が見える。

この広場は、下之御庭(しちゃぬうなー)と言い、正殿前の御庭で行われる
儀式の控えの場であったらしい。


















その下之御庭の説明板。























そして、その下之御庭には、
首里森御獄と呼ばれる拝所
がある。

これは、その説明板。

















首里森御獄。

御獄とは、琉球の神話では、神が造った聖地。
ここは、首里城の中で最も格式の高い拝所のひとつであったらしい。

















奉神門へ入る前にあった奉神門の内部の俯瞰図。

手前が、奉神門。奥が正殿。正殿前には、御庭がある。


















奉神門の説明板。
























奉神門の前には、天水甕と呼ばれる
甕があったようです。
これは、その説明板。

























奉神門を抜けると、正面に正殿が見える。
そして、正殿前の広場は、御庭(うなー)。

この御庭で、いろいろな儀式が行われていた。
赤と白の列は、諸官が立ち並ぶ目印になっていた。
















そして、正殿に向かって右側には、南殿と番所がある。




















正殿の屋根には、龍が。

なんだか、本物の龍が屋根の上に寝そべっているように見える。






















正殿の正面の階段の左右には、大龍柱がある。

写真は、向かって左側の大龍柱。
この龍は、口を閉じている吽形だ。

























階段を登った所には、小龍柱がある。



















これは、左側の大龍柱。

口を開けており、阿形の龍だ。






















これは、階段を登ったところにある小龍柱。























南殿から正殿へ向かう廊下から見た奉神門(中央左)。

右側に一部が見えている建物が、北殿。

















子供達の隠れてますが、御差床(うさすか)と呼ばれる国王の玉座。

奥には、国王が、2階から1階にある玉座に出御する為の
階段(おちょくい)が見える。
















これは、螺鈿細工を施した漆塗の玉座。

この椅子は、1477年〜1526年まで在位した尚真王の御後絵(肖像画)をもとに
再現された物とのこと。
















そして、正殿から北殿に渡る廊下から御庭を見たところ。

左端から、南殿、番所、そして右端が奉神門。

















北殿の内部には、正殿前の御庭に、諸官が並び儀式が執り行われている
場面の模型があった。


















北殿を見学すると、正殿と北殿の間から、外へ出る。

北は、海まで見渡す事ができる。

















右掖門。



















右掖門から、久慶門へ下って行く。

前方に見えるのが久慶門。

















その久慶門。























久慶門の説明板。

歓会門が、正門であったのに対して、ここは女性が利用した
通用門とのこと。













久慶門の上部の湧水。



















久慶門を出て、下から久慶門を見上げたところ。
























久慶門の近くには、
寒水川桶川(すんがー
ひーじゃー)と呼ばれる
湧水がある。

その説明板。
























寒水川桶川。







































再び久慶門を上がって、久慶門から西へ向かうと、歓会門がある。

その歓会門を抜けて、歓会門の南に位置する木曳門へ向かう。


















その木曳門。




















木曳門のある城壁の石垣。

これは、亀甲積みと言うのだろうか、復元されたものと思うが、
寸分の隙間も無く、こんなにうまく形状を合わせて積めるものと感心する。

















木曳門。
アーチ式の門である。

次に、京の内に向かう。




















京の内に入る門。


























その門を抜けたところ。



















京の内に入って、先程行った正殿の方向を見たところ。























京の内からの眺め。
南方向を見たところ。


















京の内から、下之御庭へ向かう門。




















最後に、西のアザナへ向かう。
ここは、首里城の物見台であったらしい。

確かに、すばらしい景色を眺める事ができた。


















■参考
沖縄の世界遺産 首里城公園の公式ホームページは、ココ


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