座喜味城跡:31Mar2012




座喜味城跡へ行って来ました。
沖縄県読谷村座喜味にあります。


沖縄では、5つのグスク(城)と、その関連遺産として4つ、計9つの世界遺産が、世界遺産として、2000年に登録されました。

この座喜味城跡も、その一つです。














座喜味城は、15世紀初めに、築城家として有名な護佐丸によって築かれた。










この道を登って行く。

















 
城壁が見えて来る。


















以下は、座喜味城跡説明板。
































座喜味城は、2つの郭から成る連郭式である。
頂頭部の「一の郭」、その南側の「二の郭」の2つの郭から成っている。




 
二の郭の城壁と、アーチ門が見えて来た。
城壁は、琉球石灰岩の切石積でできている。


















 
二の郭の城壁。
アーチ門へ向かう敵を、この城壁から防いだのであろう。

















 
二の郭の城壁の上に、一の郭の城壁が見える。


















 
二の郭のアーチ門。
このアーチ門は、沖縄最古のアーチ門で有名だ。

また、このアーチ門は、2つの石でアーチを形成しており、
中央に楔石を打って、アーチの強度を保持している。

これは、他のグスクでは見られない構造である。













そのアーチ門を抜けて振り返って
見たところ。

門の内側にも、楔石がある。


しかし、15世紀の初頭に、アーチがあったなんて、建築の歴史を全く知らない私にとって、大きな驚きでした。


中国から伝わったものなのだろうか?















一の郭の城壁。
一の郭にもアーチ門がある。


















二の郭のアーチ門を抜け、左を見たところ。
写真の左側が、二の郭の城壁、写真の右側が一の郭の城壁。

この先に行くと、どうなっているのか興味がわく。
















最初の角を曲がって見ると、更に先がある。
その先は、どうなっているのだろう?


















更に進んで行くと、下り坂になって、行き止まり。
やはり、お城は、こうでなくっちゃ!

















 
二の郭から、一の郭へ入り、一気に城壁に登ってみる。
先程抜けて来た一の郭のアーチ門が見える。

こう言う城壁を見ると、沖縄のお城は、私が知っている日本の
お城とは、ちょっと異なる。
私が知っているお城は、城壁では無く、石垣の上に建っているが、沖縄のお城は城壁に囲まれている。

また、沖縄のお城の城壁は、美しい曲線が多用されている。











一の郭の城壁。


















 
一の郭の城壁上から、一の郭の内部を見る。
殿舎跡が見える。


















殿舎跡。
その向こうは、一の郭の南側の城壁。
一の郭のアーチ門も見える。

















一の郭の城壁上から、北東方向を見る。



















一の郭の南側の城壁。
アーチ門も見える。

二の郭から、一の郭へ入るには、この階段をあがった所にある
このアーチ門を抜ける必要がある。















一の郭の城壁上から見た二の郭の南側城壁とアーチ門。



















一の郭のアーチ門。
一の郭内部から見たところ。


















一の郭のアーチ門から、二の郭内部を見たところ。




















二の郭内部から、一の郭の城壁を見たところ。

城壁の曲線が美しい。



















座喜味城跡から駐車場まで帰ってきた。

駐車場のすぐ近くには村立美術館があり、美術館のすぐ前に
あったサーダーグルマ(砂糖車)。

この車を、牛や馬を引かせ木に繋ぎ、この車を回し、この車で
サトウキビを圧搾して、砂糖汁を搾り出す。














そう言えば、私のおじいちゃんが植えたサトウキビを嚙んで、
甘い汁をすすった子供の頃を思い出した。
私は、広島県育ちですが、そんな思い出がありました。

でも、広島県でサトウキビを植えていたのは、めずらしい事
だったのではないかと思います。












 

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