EXPO2025大阪・関西万博が開催されており、5月20日から3泊4日で大阪へ出かけて来ました。
前日の5月20日は、1970年に開催された大阪万博の万博記念公園へ、
そして、夕方に、今行われているEXPO2025の大屋根リングを上空から見に、
さきしまCOSMO TOWERの展望台へ出かけました。
そして、5月21日と22日の2日間でEXPO2025大阪・関西万博へ出かけて来ました。
■夢洲駅~東ゲート
朝早くホテルを出て、
大阪メトロ中央線で夢洲駅へ向かいます。
地下二階のホーム階へ到着すると、
地下一階のコンコース階を改札へ向い進みます。
改札を抜けると、
エスカレーターで地上出口へ向かいます。
矢印に従って東ゲートへ進みます。
東ゲートの前の広場には、
各国の国旗がたち、出迎えてくれます。
矢印に従って進みながら、
東ゲート前を見たところ。
先に来た人が、ゲートに向かって
右から詰めて並んでいるのが
見えます。
左端が東ゲート、中央が当日券販売所で
その向こうに大屋根リングや、
パビリオンが見えます。
開場時間のAM9:00まで、2時間待って
会場内へ入ります。
正面は大屋根リングです。
左端の球状のパビリオンは、
「電力館 可能性のタマゴたち」です。
大屋根リングへ向け進んで行くと、
公式キャラクターの「ミャクミャク」がいました。
大屋根リングへ向かう
途中にあった
会場マップです
大屋根リングへ向かう途中、
右手に「大阪ヘルスケアパビリオン」があります。
年をとると健康への関心は高くなり、
行ってみたいと思ってましたが、
事前予約がとれてないので、
行くのは断念です。
■大屋根リング
事前予約はとれてなく、
当日予約もトライしましたがとれないので、
大屋根リングへ上って見る事にします。
大屋根リングの下へ入って、
大屋根リングを見上げたところ。
大屋根リングの外へ出て、下から見上げたところ。
大屋根リングのスカイウォークの高さは、約12m、
外側は約20mあります。
そして、内径は約615m、幅約30m、建築面積は61,035.55㎡で、
「最大の木造建築物」として、2025年3月にギネス世界記録に
認定されています。
フィリピンパビリオンの東にある
エスカレーターで
大屋根リングの上に上がります。
大屋根リングの上に上がって、北西下を見ると、
アイルランドパビリオンが見えます。
アイルランドパビリオンのデザインは、
石器時代からアイスランドの芸術として知られる
古代のモチーフ、「トリスケル」をベースにしています。
上方からパビリオンを見ると、
3つの巴紋様を見る事ができます。
中央は、ポップアップステージ東内です。
雲は形を変えながら日差しを柔らかく遮り、
その下に涼しく心地よい居場所をつくります。
そんな雲をイメージして、デザインされています。
そのポップアップステージの向こう、中央に、
フランスパビリオン、
その右にアメリカパビリオン、
右端にフィリピンパビリオンが見えます。
大屋根リングには、
エレベーターでも上がれるようになっており、
そのエレベーターへ向かう通路から、
大屋根リングの木組みや、
地上を見下ろしたところ。
大屋根リングの上は、歩けるように
スカイウォークと呼ばれる通路があり、
時計回りに進んで行きます。
先ほど見たポップアップステージ東内を
ふり返ったところ。
左端の白い建物は、フランスパビリオン、
その隣の大きなスクリーンは、アメリカパビリオン、
更にその隣は、フィリピンパビリオンです。
大屋根リングのスカイウォークを
時計回りに進んで行きます。
中央に白い屋根の「いのちの遊び場 クラゲ館」が
見えます。
更に進んで行くと、
春の訪れと共に凍っていた川の水が
溶ける風景をイメージした
カナダパビリオンが見えてきます。
ブルーの川の水、割れて尖った氷が
表現されています。
そのカナダパビリオンの向こうには、
ポルトガルパビリオンが見えます。
大屋根リングの上のスカイウォークは、
単純な一本道ではなく、外周路へ上がると
大屋根リングの外側の景色も
見れるようになってます。
その外周路へ上がる為に、引き返しながら
スロープを上って行きます。
スロープを上りながら、
歩いてきた方向を見たところ。
ポップアップステージ東内や、
フランスパビリオン、アメリカパビリオンが見えます。
外周路へ向けスロープを上りながら、
大屋根リングの内側を見ると、
正面にカタールパビリオンが見えます。
その向こう、中央に、「いのちの遊び場 クラゲ館」が
見えます。
スカイウォークの外周路から外側を見ると
右にEXPOホール「シャインハット」、
中央に日本館が見えます。
スカイウォークの外周路を時計回りに進みます。
右側にスカウォークの内周路が見え、
外周路と内周路は、かなりの高低差があるのが
わかります。
カーブを描く大屋根リングの外側には、
大阪湾を遠望できます。
東、少し南よりを見ると、
さきしまCOSMO TOWERが見えます。
スカイウォークの外周路と内周路の間の傾斜面には、
季節の花の植栽が広がっています。
また大屋根リングの南側、内側には、
海水を引き込んだウォータープラザがあり、
昼や夜に噴水ショーが行われています。
右端には、バーレーンパビリオン、
その隣にはトルクメニスタンパビリオンが
見えます。
下には、
スカイウォークの内周路が左右に通っており、
内周路に向け上って来るエスカレーターが
見えます。
右側のグレーの建物は、ポルトガルパビリオンで、
その向こうの螺旋状のオブジェのある建物は、
オーストリアパビリオンです。
スカイウォークを進んで行くと、
ウォータープラザが大きく見えてきます。
ウォータープラザです。
ウォータープラザは、
海水を引き込んで、つくられており、
昼や夜には噴水ショーが行われます。
中央の螺旋状のオブジェがある建物は、
オーストリアパビリオンで、
その右隣のいくつかの球体がある建物は、
スイスパビリオンです。
左端には、バーレーンパビリオンが見えます。
手前にウォータープラザがあります。
ウォータープラザの岸は、
人が座れるように階段状になってます。
黑い大きな建物は、
ノルディック・サークルパビリオンです。
大屋根リングのスカイウォークが円を描き、
その内側には、ウォータープラザがあります。
ウォータープラザの中心には、夜に開催される
水と空気のスペクタクルショー
「アオと夜と虹のパレード」の演出装置、
高さ20mある門型のオブジェが建ってます。
スカイウォークの内側に
ウォータープラザが見えます。
ウォータープラザの中心に建つ
高さ20mの門型のオブジェです。
大屋根リングの外を見ると
堤防があり、その突端に
高さ約50mの大阪灯台がたっています。
大屋根リングの上のスカイウォークを進みながら
ウォータープラザを見たところ。
そして、中央左よりに
シグネチャーパビリオン「null²」が見えます。
そのシグネチャーパビリオン「null²」の辺りを
ズームUPしたところ。
nullは、プログラミング用語で
「何もない」事を指します。
パビリオンの外側は、
樹脂と金属の合成物の膜でできた鏡になっており、
ヌルヌル動くように見える事が、
名前の由来になってます。
中央、右よりの大きな白い建物は、
英国パビリオンです。
その右側は、アンゴラパビリオンで、
左側は、ルーマニアパビリオンです。
大屋根リングの上のスカイウォークを進みながら
ウォータープラザを見たところ。
中央の赤い建物は、オマーンパビリオンで、
その向こうには、ハンガリーパビリオンです。
大屋根リングの上のスカイウォークを
進んで行きます。
白い球体が載った建物は、オランダパビリオンで、
赤い球体の建物は、シンガポールパビリオンです。
大屋根リングの東側から、
西側へ回って来ています。
左下の白い球体が載った建物は、
オランダパビリオンです。
スカイウォークを進んで行くと、
大屋根リングの外側に
西ゲートが見えます。
右よりの白い建物は、
パソナグループパビリオン
PASONA NATUREVERSEです。
大屋根リングの内側を見ると、
右よりにオランダパビリオンが見えます。
右端の赤い球体に丸にSGの文字が入った建物は、
シンガポールパビリオンです。
中央の屋上に緑の庭園がある建物は、
イタリアパビリオンです。
イタリアパビリオンの向こうには、
ベルギーパビリオンが見えます。
大屋根リングの外を見ると、
中央、左よりの白い建物は、
パソナグループパビリオン
PASONA NATUREVERSです。
右端のオレンジの球体は、
「よしもとwaraii myraii館」です。
大屋根リングの内側、正面の屋上庭園は、
イタリアパビリオンです。
中央、右よりに、イタリアパビリオン、
左にベルギーパビリオンです。
大屋根リングのスカイウォークの
外周路を進みます。
下に見えるのは、一段低い内周路です。
右端は、ベルギーパビリオンで、
中央は、セルビアパビリオンです。
スカイウォークを進んで行きます。
中央、右よりにセルビアパビリオン、
左よりにウズベキスタンパビリオンがあります。
左側は、ウズベキスタンパビリオンです。
更に進んで行き、後をふり返ったところ。
中央の白い建物はインドパビリオンです。
その向こうには、ウズベキスタンパビリオンが見えます。
更に少し進んでふり返ると、
オーストラリアパビリオンがあります。
オーストラリアパビリオンの東隣に
サウジアラビアパビリオンがあります。
更に進むと、
タイパビリオンがあります。
その先には、
エスカレーターの陰になっていますが、
ポップアップステージ北があります。
右下の赤いファサードの建物は、
トルコパビリオンです。
まず、タイパビリオンへ行こうと思い、
大屋根リングを下りる事にします。
エレベーターのある所まで引き返して、
大屋根リングの下を見たところ。
■タイパビリオン
私のHPは、
「タイ クメール遺跡を探し求めて」
なので
万博の最初に訪問するパビリオンは、
タイパビリオンにしました。
入館する前の待ち時間に、
タイの首都バンコクの正式名称は、
クルンテープ・マハー・ナコーン…と
説明を受けます。
でも、正式名称は長いので、タイでは、クルンテープと呼ぶのが一般的です。
展示は、「SMILE」をコンセプトとし、
医療と文化が融合した心身の健康を楽しむ楽園の
展示となってます。
タイの食卓の魅力の展示です。
タイの北部、中部、南部、東北と、
それぞれの地方の料理と特色が
まとめられています。
■サウジアラビアパビリオン
次は、タイパビリオンの西、
スペインパビリオンの西隣にある
サウジアラビアパビリオンへ並びます。
サウジアラビアパビリオンは、
サウジアラビアの都市や街を
イメージした物でしょうか?
個々のブロックに分かれています。
その個々のブロックの間を
実際に街中を探索するかのように進んで行きます。
ビーズタペストリーの展示です。
3Dプリンターで制作された人工サンゴの展示です。
この人工サンゴでサンゴ礁を再生する事で、
様々な生物の住み家や産卵場所や、
サンゴの幼生が定着する場所を
提供できるようになります。
■昼食(タイ料理ガパオライス)
お昼には少し早いけど、お腹が減ったので、
昼食をとりに、大屋根リングを挟んで、
タイパビリオンの向いにある
リングサイドマーケットプレイス西にある
「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」へ入ります。
タイパビリオンへ行ったせいか、
タイ料理店が目につくと
無性にタイ料理を食べたくなりました。
と言う事で、
道頓堀に本店がある「クンテープ」と言うお店に入ります。
注文した卵載せガパオライスです。
タイでは、カオ・パッカパーオ・ガイダーオ・ドゥアイと
言っていたと思います。
カオはご飯、パッ(ト)は炒める、カパーオはホーリーバジル、
ガイダーオは目玉焼き、ドゥアイは一緒にを意味します。
もちろん、タイ語は発音が難しいので、
カタカナを読んでも通じないと思いますが…。
そして、注文したガパオライスです。
でも、タイで食べてたのとちょっと違います。
バジルや、石臼でつぶしたニンニクや、
赤とか緑トウガラシが見えません。
日本人向けの味付けになっていますが、
でも、美味しかった!
食べたカウンターの目の前に、
クンテープ道頓堀本店の情報が貼ってありました。
その下に、
「濃厚!マンゴーかき氷 マンゴーソフトのせ」の宣伝が
ありました。
万博限定メニューと言う事で欲しいと思いましたが、
先立つものが無いので、我慢しました。
食事の後、一服しながら、当日予約ができないか確認すると、
イタリアパビリオンの予約が20:15~ですが、取れました。
この日は、夕方から雨が降ると予報で、雨が降り出す前に帰ろうと思ってましたが、
イタリアパビリオンを見て帰る事に変更です。
■スペインパビリオン
昼食を済ませた後、
タイパビリオンとサウジアラビアパビリオンの間に位置する
スペインパビリオンへ行きました。
スペインパビリオンは、
地球上の生命をつかさどる「海と太陽」を、
スペインと日本の共通のアイデンィティとし
デザインされています。
そして、「黒潮」をテーマに、
スペインと日本の深い結び付きを
海洋を通じて表現しています。
この帆船模型は、仙台藩主、伊達政宗が、
1613年に家臣の支倉常長らを欧州に派遣した
慶長遣欧使節が乗った
サン・ファン・バウティスタ号です。
その他、1596年のサン・フェリペ号事件や、
1609年のサンフランシスコ号漂着事件、等、
スペインと日本との間で起きた
歴史的事件や、つながりが紹介されています。
最後は、「GREETINGS FROM SPAIN」の展示で、
たくさんのカードが掲示されています。
■トルコパビリオン
タイパビリオンの東へ位置する
トルコパビリオンです。
入口上部の国旗には、三日月と星が表されています。
トルコパビリオンの横、
ポップアップステージ北 空の広場にあった
パブリックアートです。
国松希根太 作 《WORMHOLE》
推定樹齢300年のミズナラを使用した作品と言う事です。
トルコパビリオンへ入る行列に並んで進んで行くと、
トルコで豊富に採れる資源のホウ素をコーティングした
白い木のインスタレーションがあります。
その白い木には、ミニチュアの気球がぶら下がっています。
パビリオンへ入ると、
昼と夜を具現化するQUNAI(キュン・アイ)と呼ぶ
「太陽と月」が出迎えてくれます。
そのQUNAI(キュン・アイ)です。
■空飛ぶクルマ ステーション
次は、どこへ行こうかと思いながら歩いていると、
空飛ぶクルマ ステーションがありました。
開け放された扉から、クルマの一部、プロペラが見えたので、
撮影したところ。
■チリパビリオン
空飛ぶクルマ ステーションを出て西へ、
静けさの森を抜けて更に西へ進むと、
チリパビリオンがあり、入ってみる事にします。
パビリオンの中心には、
南米チリの先住民族、マプチェ族に伝わる
伝統織物マクンが展示されています。
展示されているマクンは、
200人ものマプチェ族の女性達が
織り上げたもので、
広さは242㎡に及ぶという事です。
■ガンボジアパビリオン
チリパビリオンを出て、二つ隣の
ガンボジアパビリオンへ入ります。
ガンボジアパビリオンは、
世界遺産コー・ケー(Koh Ker)遺跡を
テーマとした展示になってます。
ちなみにKoh Ker遺跡は、
シェムリアップから北東に約100kmの
位置にあります。
Koh Ker遺跡への参道です。
(遺跡と逆方向を見たところ。)
■実物大ガンダム(GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION前)
次は、大屋根リングの外、
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION前に設置された
実物大ガンダム像を見に行きます。
ガンボジアパビリオンを出て、西へ向け進んで行くと
大屋根リングの手前に、車椅子を使用して制作された
パブリックアートがあります。
檜皮一彦 作 《HIWADROME:type_ark_spec2》
パブリックアートの前を過ぎ、
大屋根リングの外へ出ると、
ポップアップステージ西があります。
このポップアップステージは、
人が集う場所として
梁が一本あれば十分と考えて
つくられています。
ポップアップステージ西から北を見ると、
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONがあり、
その前にガンダム像がたってます。
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONと、
その前にたつガンダム像です。
このガンダム像は、
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(横浜市 '20.12-'24.03)で展示された
動く実物大ガンダムの資材を再活用し、RX-78F00/Eガンダムとして、
新たなガンダムの姿で登場したものです。
高さは約17mで、片膝を立てて腕を大きく上げるポーズは、
宇宙、そして未来に向けて手を差し伸べているイメージになってます。
個人的な感想としては、
誰かに対して跪いているように見えなくもありません。
実物大ガンダムを見上げます。
見上げていると、胸から水蒸気が噴出し始めました。
かなりの量の水蒸気が出ています。
近づいて見上げたところ。
実物大ガンダムです。
8ガンダム像の横には、
THE HISTORY OF GUNDAMの展示があります。
■よしもと waraii myraii 館
実物大ガンダムから南へ進んで行くと
丘の上に浮かぶ笑顔の球体「タマー」が見えます。
行列に並んで、入館を待ちます。
球体「タマー」の中にネギが見えます。
タマー展示作品「問いかけられるネギ」です。
あなたはネギの花言葉を知っていますか?
ネギの花言葉は、笑顔、微笑み、挫けない心です。
そして、タマーを出ると、
様々なイベントやショーを楽しむことができる
アシタ広場があります。
私が行った時は、
ステージに立って漫才の体験が行われていました。
■いのちパーク ~ いのちの遊び場 クラゲ館
よしもと waraii myraii 館を出て、
大屋根リングの内側に入り、
イタリアパビリオンの前を通って、
次は「いのちの遊び場 クラゲ館」へ向かいます。
イタリアパビリオンの前にあったオブジェです。
このオブジェは、
彫刻家Mimmo Paladinoによって製作された
巨大なアルミ彫刻、Sant’Elmo(サンエルモ)です。
イタリアパビリオンの前では、
フェンシングの代表選手による
デモンストレーションや、
一般参加によるフェンシング体験会が
行われていました。
イタリアパビリオンの前を過ぎて南へ、
そして東へ折れて進むと、
「いのちパーク」があります。
その「いのちパーク」の周りのパビリオンの一つ、
「いのちをめぐる冒険」があり、
その展示のひとつに「いのち玉」があります。
その「いのち玉」です。
あらゆるいのちには上も下もない。
生物多様性を合体・変形させた象徴、
それが「いのち玉」
いのちパークの真ん中を、
いのちの遊び場 クラゲ館へ向け、進んで行くと、
何かしらアナウンスがあり、
ミストが吹き出します。
突然で驚きましたが、
熱中症対策で15分おきに
ミストが噴出するようになっているようです。
しばらくすると、ミストの噴出が止まり、
視界が晴れます。
目の前が、「いのちの遊び場 クラゲ館」です。
「いのちのゆらぎ場」を目指して、
プレイマウンテンを上って行きます。
「いのちのゆらぎ場」の中央から
「創造の木」がそびえ広がっています。
「創造の木」には、
廃棄されたLANケーブルを組み合わせてできた短冊、
「Co-クラゲ」が吊り下げられています。
「ミドルクラゲ海月(うみつき)」です。
これは、廃棄されたペットボトルを集めてつくった
ごみアート作品です。
「創造の木」に吊り下げられた「Co-クラゲ」がゆらいでいます。
「角命(かくめい)」です。
910個の正三角形が組み合わさってできた
数字・いのち・アートが交錯するモニュメントです。
■ベトナムパビリオン
クラゲ館を出た後は、
ベトナムパビリオンへ向かいます。
ベトナムは、
54以上の民族(キン族+53以上の少数民族)から
成ってます。
入館は、人数規制をしていますが、
中へ入り切れない状態になっています。
天井には、ランタンが飾られています。
楽しそうな音楽が聞こえてきますが、
観客が滞留する程、混み合ってます。
やっと入館する事ができました。
右下の緑の水のプールで、
ベトナム北部の農村地帯で生まれた伝統芸能、
水上人形劇が1日4回上演されます。
でも、少し前に水上人形劇の上演は終わり、
次の上演は1時間後と言う事で諦める事にします。
上演の合間には、
竹製の伝統楽器による生演奏が行われています。
その他の展示です。
IoT(Internet of Things)技術を活用した
スマートホームソリューションや、
ベトナムの携帯キャリア会社のvittelや、
FPT software等の展示があります。
工芸品の獅子の展示です。
工芸品の皿です。
■カタールパビリオンです。
ベトナムパビリオンを出て、大屋根リングに沿って南へ進み、
カタールパビリオンへ向かいます。
カタールパビリオンです。
カタールパビリオンは、隈研吾氏の設計で、
カタールのダウ船と呼ばれる伝統的な帆船と、
日本の指物に影響を受けたと言う事です。
ダウ船の帆のようにテントが張られています。
その下から、上方を見上げたところ。
カタールは、ペルシャ湾(アラビア海)に、
アラビア半島から突き出たカタール半島に
位置します。
この地図は、ハリーファ・ビン・モハンマド・ビン・
ラシッド・アル=アシリの地図と、
J.M.ガイとG.B.ブルックス海軍中尉による
湾岸の三角測量調査に基づく
アラビア湾の真珠採集地と水深の複合地図です。
パビリオンは、持続可能性をメインテーマに
カタールの歴史や文化、そして、未来へのビジョンを
体験できる展示になっています。
パビリオンの中を進んで行きます。
カタールの海岸線です。
マリーナです。
カタールの首都、ドーハです。
手前はドーハで、
上方、北側に、ルサイルがあります。
右上方に近い場所に、
カタールの国章の三日月刀から
インスピレーションを得てデザインされた
カタラツインタワーが建ってます。
その奥に薄っすらと、
2022年FIFAワールドカップの決勝が行われた
スタジアムが見えます。
これは、ダラアと呼ぶ女性用の民族衣装です。
■UAEパビリオン(アラブ首長国連邦館)
カタールパビリオンの南隣に
UAEパビリオンがあります。
このパビリオンは、「大地から天空へ」をテーマとし、
鉄骨の柱の回りに合計200万本のナツメヤシの葉軸を巻き付けた
巨大な柱が90本たってます。
ナツメヤシの葉軸を巻き付けた巨大な柱が林立しています。
この農業廃棄物であるナツメヤシの葉軸を巻き付ける手法は、
UAEの伝統的な建築様式の「アリーシュ(Areesh)」を
再解釈した物と言う事です。
この巨大な柱は、見る人の心を奪います。
右側は、ダッラと呼ぶコーヒーポットです。
UAEでは、
ダッラで淹れたガフワ(アラビアコーヒー)を
振る舞う事が、
客人に対する心からのおもてなしと言う事です。
左側は、メッドハンと呼ぶ香炉です。
メッドハンは、UAEの伝統あるおもてなしとして、
沈香などのお香(ウード/パフール)を焚く為に
使用される伝統工芸品です。
UAEパビリオン内の風景です。
モニターが設置され、
いろいろな映像が流れています。
■ポルトガルパビリオン
UAEパビリオンを出て、
南隣のカナダパビリオンへ行こうと思いましたが、
事前予約のない人は、
1時間以上の待ち時間が必要と言う事でスキップして、
更に南に位置するポルトガルパビリオンへ
行く事にします。
ポルトガルパビリオンです。
「海、青の対話」をテーマに、
海洋生態系の保全と持続可能な経済成長の提案が
されています。
ポルトガルパビリオンは、
カタールパビリオンと同様に隈研吾氏による設計で、
約1万本の吊り下げられたロープが特徴です。
「海、青の対話」をテーマとした展示です。
大陸を正確に描き、
「一つの海」と言う概念を初めて提示した
カンティーノの地図(1502年)から、
日本を初めて地図上に描いた
ラサロ・ルイスの地図帳(1563年)まで
ポルトガルが世界地図作成に果たした貢献が
紹介されています。
ちなみに、カンティーノとは、
15世紀の大航海時代に、航海用の地図を盗むため、
イタリアのフェラーラ侯爵が
ポルトガルに潜入させたスパイの名前です。
ポルトガルと日本の文化の出会いとして、
船乗り、貿易商、宣教師と言った人々が、
文化・商業の中心人物として描かれています。
アニメーションとしても
描かれています。
現在の地球です。
そして、私達の未来に向けて、
創造する事が私の役割だ。
It's in my nature to create.
で結ばれています。
■コロンビアパビリオン
ポルトガルパビリオンの西隣の
コロンビアパビリオンです。
コロンビアは、赤道直下、
南アメリカの北西部に位置し、
カリブ海と太平洋に面した地理的特性から、
多様な自然環境と文化が融合した国で、
コロンビアパビリオンでは、
「美を生きる国」をテーマとして
展示が行われています。
パビリオンの中の影像には、
「私たちの最も野性的な想像の中にのみ存在する
この町はどこにありますか?」とあります。
コロンビアは、
切り花の出荷量が世界第二位の国です。
その色彩豊かな切り花です。
首都のボゴタは、標高2,600mの高地にあり、
年中安定した気候で、花の栽培に適し、
毎朝、切り花の売買が行われる
フラワーマーケットが有名です。
熱帯雨林のジャングルの中を
オレンジ色の蝶が導いてくれます。
ジャングルを流れる川の中には、
オオオニバスが育ち、
川岸にはジャガー、木にはオオハシがいます。
コロンビアの中央には、
南北にアンデス山脈が縦断しています。
その山岳地方の風景です。
コロンビアでは豊かな自然が生物多様性を育み、
独特で美しい魅力を放ってます。
スクリーンに映っているのは、
長い尻尾を持ったサルが、
木から木へと映っています。
スクリーンの上部には、
たくさんの切り花が彩りを加えています。
展示の最後に、
Gobierno de Colombia(コロンビア政府)と
あります。
政府として、展示内容の監修をし、責任を持っていると
言う事だと思います。
■文明の森
コロンビアパビリオンのはす向かい、
道を隔てて西側にある「文明の森」です。
「文明の森」は、チェコの企業によって提供された、
約6500年前にチェコ東部地域に生えていたオークの巨木133本の
アート作品です。
約6500年前、オークが生えていた地形が湿地帯に変る事で、
そこに生えていたオークが倒れ、泥に埋もれました。
通常は微生物によって分解されますが、
土に埋まった酸素が乏しい環境で、
当時に近い姿で保存されました。
有機物が長い年月をかけ、緩やかに炭化し、
鉱物が浸透すると化石になり、
その途中段階が亜化石です。
「文明の森」の巨木は、
化石になる途中段階で発見され掘り起こされた物で、
オーク亜化石です。
ちなみに私が訪問した1週間後に、
倒木の危険性の指摘があり、安全確認の為、
立入禁止になった言う事です。
■バーレーンパビリオン
バーレーンは、
ペルシャ湾(アラビア海)に浮かぶ島国です。
「文明の森」の南側に
バーレーンパビリオンがあります。
バーレーンと言う国名は、
二つの海を意味するアラビア語で、
島の周りの海と、海の底から湧き出る真水を
指しています。
そのバーレーンパビリオンです。
バーレーンパビリオンは、
古くから海上貿易が盛んだったバーレーンの
伝統的な帆船、ダウ船をモチーフに、
日本の木造技術を組み合わせて建築されています。
バーレーンパビリオンです。
館内に入り、展示されていた「Farteh Frond Boat」です。
ナツメヤシの葉から造られた船で、
人や軽貨物の運送に使用されていました。
木造船です。
バーレーンの伝統的な帆船、ダウ船です。
説明には、縄 Ropesとあります。
バーレーンは、F1グランプリが開催される国ですが、
車好き? だからでしょうか?
アルミホィールの展示があります。
それとも、バーレーンで製造している?
その先の方には、石油精製部品として、
大型樹脂部品が展示されています。
一番手前のショーケースは、
ペルシャ湾の真珠貝の展示です。
石油発見以前のペルシャ湾一帯は
天然真珠の一大産地で、バーレーンの真珠採取は、
一説には紀元前2000年頃まで遡ると言われ、
古来より基幹的地場産業でした。
しかし、日本の真珠養殖産業の発展や、
世界大恐慌の影響で、壊滅的な打撃を受け、
急激に衰退しています。
これは、天然真珠の展示です。
多数の小粒の真珠の中に、
大粒の真珠が1個入ってます。
真珠は、生き物が生み出す宝物です。
単独で保管された真珠は
時間と共に輝きを失いますが、
他の真珠と共に保管された物は
その輝きを保ちます。
真珠商人の間では、
鮮やかな赤色のタッババ・ポーチが
真珠の色や輝きを引き立てるのに
最適とされています。
最初に館内へ入った時に見た「Farteh Frond Boat」が、
正面階段の上に、小さく見えています。
ファブリックの展示もあります。
■夜の大屋根リング~噴水ショー
バーレーンパビリオンを出た後は、
長時間の見学で、足が疲れており、
大屋根リングの下で、しばらく、休憩し、
少し回復したところで、大屋根リングに上がります。
エレベーターのある大屋根リングの裏から、
大屋根リングの下を見たところ。
大屋根リングのスカイウォークから
大屋根リングの内側を見たところ。
赤青黄にライトUPされているのは、
コロンビアパビリオンです。
昼間はシンプルな白色でしたが、
夜は、国旗の色でしょうか?
赤青黄に
ライトUPされています。
大屋根リングのスカイウォークを、
時計回りに進みながら、
大屋根リングの内側を見たところ。
右側の明るい建物は、
トルクメニスタンパビリオンです。
その右側、少し暗く見える建物は、
バーレーンパビリオンです。
大屋根リングの上を歩いていると、
風向きによって、ユスリカの群れが飛んで来ます。
田舎育ちの私にとって、大した事ではないですが、
最近は、虫の群れに出くわさない生活をしているので、確かに気持ち良くはありません。
専門業者へ防虫対策の要請をしているとニュースでしていました。
スカイウォークを進みながら、
ウォータープラザの岸にある観客席を見ると
多くの人が集まってます。
水と空気のスペクタクルショー
「アオと夜と虹のパレード」を見る為に
集まった人達です。
少し前から、雨が降り出しており、
みなさん傘をさしています。
中央、左側に明るくライトUPされた
トルクメニスタンパビリオンを見たところ。
右側には、赤青黄にライトUPされた
コロンビアパビリオンが見えます。
大屋根リングも明るくライトUPされています。
中央は、ウォータープラザの東の端にある
ウォータープラザ マーケットプレイス東です。
大屋根リングにも、
傘をさした多くの人が集まっており、
その人の集団を避けて、
門型オブジェのウォーターカスケードが
見える場所まで歩きます。
右端の黒い建物は、
ノルディック・サークルパビリオンです。
その隣の明るい建物は、チェコパビリオンで、
中央、右よりに、シグネチャーパビリオン「null²」、
中央、左よりに、アンゴラパビリオンが見えます。
右端の明るい建物は、チェコパビリオン、
中央、右よりに「null²」、中央に「クラゲ館」、
左側にアンゴラパビリオンです。
右端は、アンゴラパビリオン、
中央は、英国パビリオンです。
英国パビリオンは、
国旗がライトUPされています。
左端の明るい建物は、
複数の国が共同で出店している
コモンズ-D館です。
中央、右よりに、コモンズ-D館、
左側は、
ウォータープラザ マーケットプレイス西です。
大屋根リングのライトUPの色が、変わりました。
水と空気のスペクタクルショー
「アオと夜と虹のパレード」が始まります。
中央のウォーターカスケードの辺りに
水煙が上がってます。
ウォーターカスケードの周辺の水中からも、
青色の光が灯ってます。
水煙の激しさが変化し、
水煙の色も変化しています。
噴水が一斉に噴き上がります。
噴水のカーテンにあたる光が変化します。
噴水のカーテンに映る光が幻想的です。
噴水が止まりました。
そして、ウォーターカスケードの上の
水のカーテンに虹が架かってます。
ウォーターカスケードを正面から見ると
きっと虹の形に見えるのだと思いますが、
横から見ているので、
虹色の光が小さく見えるのみでした。
虹は消え、
ウォーターカスケードの左右、両側の噴水が、
円を描くように吹き出ています。
その左右、両側の噴水が、回転しながら、
水を噴き上げます。
水を噴き上げながら、
ウォーターカスケードが水煙で隠れます。
ウォーターカスケードの左右、両側で、
噴水が扇状に噴き上がってます。
噴水のカーテンに、アニメーションが浮かびます。
浮かび上がるアニメーションです。
浮かび上がっているのは、
主人公のアオでしょうか?
激しく噴水が噴き上がります。
激しく変化する噴水です。
激しく変化する噴水は治まり、
次は赤い小さな噴水です。
再び、ウォーターカスケードの左右、両側に
噴水が扇形に広がります。
そして、アニメーションが浮き上がります。
主人公のアオです。
横から、ショーを眺めたので、
ストーリーが理解できていません。
イタリアパビリオンの事前予約時間も、
近づいてきたので、
イタリアパビリオンへ向かいます。
■イタリアパビリオン
事前予約時間に遅れたらいけないと思い、
早めにパビリオンへ到着しましたが、
予約時間を過ぎないと、中には入れません。
予約時間を過ぎて、予約者の列に並びます。
予約者の列に並んで、
ポルティコを入口に向け進みます。
入口を入ると、ここは劇場(テアトロ)です。
正面の壁には、イントロ映像が映っています。
1920年(大正9年)、友好親善、等を目的とし、
東京を目指して11機の飛行機が命がけで
ローマを飛び立ちました。その内、
陸軍のアルトゥーロ・フェラリン中尉らが乗った2機が
東京へ降り立ちました。
しばらくすると、映像が映っていた壁が開き、
奥の展示室が目の前にひらけます。
広場(ピアッツァ)です。
中央、正面に
「ファルネーゼのアトラス」が目に入ります。
その「ファルネーゼのアトラス」です。
この作品は、紀元前2世紀頃のギリシャ彫刻を、
ローマ時代に模倣したコピー品で
西暦150年頃の制作と考えられています。
オリジナル品も、本作品も制作者は不明で、
ファルネーゼは、本作品を所蔵していた
コレクターと言う事です。
別の角度から、「ファルネーゼのアトラス」を見たところ。
この像は、ギリシャ神話で神々の戦いに敗れた巨神アトラスが
罰として天空を支えた事に基づき、天球儀を担いだ姿をしています。
当時は、地球を中心として、太陽や星が回転する天動説が
信じられていました。
このアトラスの天球は、現存するものでは最古で、
天文学の歴史の最初期に作られた星座の記録です。
ナポリ国立博物館の所蔵品ですが、
この万博の為に日本へ送られ、日本で初公開されています。
アトラスの斜め後方から見たところ。
アトラスの後方から見たところ。
アトラスの周囲を回りながら見たところ。
アトラスが担ぐ天球には、
古代ギリシャの天文学に基づく48の星座が
刻まれています。
Jago(ヤゴ)の
「Apparato Circolatorio 循環器系」です。
生命の継続的で無限のリズムを象徴する為に、
円形に配置された30個の白いセラミックのハートで
構成されています。
2026年ミラノ・コルティーナ冬季オリンピックの
聖火トーチです。
イタリアの有名建築家カルロ・ラッティによる
デザインです。
オリンピック用は、左側の氷のような寒色系の物で、
パラリンピック用は、右側の温かみのある
暖色系の物です。
Umberto Boccioni(ウンベルト・ボッチョーニ)の
「Unique Forms of Continuity in Space(1913)
(連続性の中の唯一の形態)」です。
「Unique Forms of Continuity in Space」です。
風に立ち向かいながら闊歩する人間は
はっきりした顔も腕もなく流動的な形状を
しています。
ちょうど、
劇場(テアトロ)から広場(ピアッツァ)へ入る扉が
開いたところです。
「Unique Forms of Continuity in Space」の
向こうの扉の奥に、
劇場(テアトロ)の内部が見えます。
劇場で観たイントロ映像にあった
アルトゥーロ・フェラリンの飛行機
(SVA9型機)の復元骨格です。
アルトゥーロ・フェラリンは、
1920年(大正9年)、ローマ-東京間(18,000km)飛行を
成功させました。
その復元骨格を正面下から見上げたところ。
オリアナ・ペルシコの「pneumOS」です。
オリアナ・ペルシコは、
サイバーエコロジストを自称する
アーティスト兼科学者です。
「pneumOS」は、
都市のセンサーによって収集された環境データを
電気インパルスに変換する生きた作品で、…。
と言うような説明を読みましたが、
私には少し難しすぎました。
広場(ピアッツァ)の内部です。
右上は、
アルトゥーロ・フェラリンの飛行機の復元骨格です。
左下端は、「ファルネーゼのアトラス」です。
中央は、
アルトゥーロ・フェラリンの飛行機の復元骨格です。
「ファルネーゼのアトラス」の背後の
通路の奥の天井には、人工衛星が展示されています。
「ファルネーゼのアトラス」の後ろを周って、
広場の中を見たところ。
行列に並んで進みながら、広場の中を見たところ。
左上は、
アルトゥーロ・フェラリンの飛行機の復元骨格で、
右下は、「ファルネーゼのアトラス」です。
行列に並んで、次の部屋に入ります。
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」です。
「キリストの埋葬」は、ローマのオラトリオ会ゆかりの
サンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会のピエタ礼拝堂の為に、
カラヴァッジョ(MICHELANGELO MERISI DA CARAVAGGIO)によって、
1602ー04年に制作されました。
現在は、バチカン美術館の絵画館へ収蔵されていますが、
この万博の為に日本へ送られ、公開されています。
十字架から降ろされたキリストを、
左側のヨハネと、右側のニコデモが
終油の石に載せる場面です。
後列に、3人のマリアが描かれています。
聖母マリアは左側、マグダラのマリアは中央、
そして、
両手を上げて悲しむクロバの妻のマリアは右側です。
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」です。
列に並んで進んで行くと、
先ほど見た人工衛星が天井から吊り下がってます。
更に進んで行くと、
ミケランジェロの「キリストの復活」があります。
「キリストの復活」は、
ミケランジェロによって、1514-16年に制作されました。
イタリア・ラツィオ州バッサーノ・ロマーノの
サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会の所蔵品です。
ミケランジェロの「キリストの復活」です。
鑑賞する列が近すぎて、
十字架を持つキリスト像全体を映すのは難しいくらい
近くを進みます。
十字架の上を納めると、足首が切れてしまいます。
この「キリストの復活」は、
ミケランジェロの生前には、彫刻のタイトルは無く、
後世に、「キリストの復活」と名付けられたと言う事です。
この像には、胸部の傷跡、
そして、十字架刑の釘穴として、両手と両足の甲に小さな穴があり、
復活の証とされています。
同じエリアには、頭部像も展示されています。
「キリストの復活」を見る為の列が、
入場規制で一瞬途切れた時に
真横から「キリストの復活」を見たところ。
次はレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の
「アトランティックコード」で、
これは、その内の、紡織機のスケッチです。
「アトランティックコード」は、
レオナルドが残した1119枚のシートからなる
コレクションで、
ミラノのヴェネランダ・アンブロジアーナ図書館に
所蔵されています。
その中から、厳選された素描が展示されています。
これは、金箔製造機のスケッチです。
当時のルネッサンス期には、織物産業が盛んで、
紡織機や、
女性用の衣料の装飾に使う金を薄くのばす装置の
ニーズに対応する発明でした。
最後に屋上へ上がると、
イタリア式の庭園(ジャルディーノ)が
あります。
その庭園の中にあった
フランチェスカ・レオーネ制作の
「No Name」です。
イタリアパビリオンを出て、正面から見たところ。
イタリアパビリオンでは、
たくさんの本物に出会えて
良かったです。