生田神社、布引の滝: 02Dec2025


12月2日から3泊4日で、神戸、明石を周って来ました。
初日は、広島から神戸へ移動し、生田神社、布引の滝、北野の異人館を訪ね、
夜は奮発して神戸牛を堪能しました。


■三宮

広島から始発の新幹線で新神戸へ
新神戸から地下鉄で三宮へ向かいます。

そして三宮の地下街を通って、
阪急神戸線、JR山陽線の南側へ抜け、
神戸阪急百貨店の前の歩道橋の上から
JR三ノ宮駅方向を見たところ。

中央に停車中のJRの電車が見えます。
また、その手前では、
JR三ノ宮新駅ビルを建設の為の工事が
進められています。

その右に目を移すと、
中央にポートライナーの三宮駅が見えます。

そして、右端のビルはミント神戸です。









左に目を移すと見える高層ビルは、神戸三宮阪急ビルです。

その高層階は、ホテルのレムプラス神戸三宮です。















三宮交差点を渡り、
神戸阪急百貨店を見たところ。











宿泊するホテルへ荷物を預け、
三宮の地下街を歩いて
阪急神戸線、JR山陽線の北側へ出ます。

阪急 神戸三宮駅東改札口の北側に隣接する
サンキタ広場です。







サンキタ広場です。

サンキタ広場の向こう、左側に
阪急 神戸三宮駅が見えます。

そして、阪急電車の高架に沿って続く
サンキタ通りの入口があります。






サンキタ通りです。

朝早い時間なので、
閑散としています。










■生田神社

サンキタ通りを西へ進んで行くと、
生田ロードに出ます。

この生田ロードは、
生田神社へ向かう参道です。

神戸と言えば、神戸牛が有名ですが、
その神戸牛ステーキのお店の看板が
たくさん出ています。




その生田ロードを生田神社へ向かいます。

生田ロードを進みながら、ふり返って見たところ。















生田ロードを進んで行くと、二の鳥居があります。
そして、二の鳥居の向こうには、朱色の三の鳥居が見えます。

ちなみに、一の鳥居は、阪急神戸線、JR山陽線の高架の南側、
生田ロードの南の端にあります。













その二の鳥居です。












二の鳥居の先には、三の鳥居が見えます。












二の鳥居を入って左側にある大海神社です。

祭神は、神戸の地主神として最も古く
この地に祀られた猿田彦命です。

猿田彦命は、海上安全、交通安全の神です。







二の鳥居を入って右側にある松尾神社です。

祭神は、酒造、農工業の神の
大山咋命(おおやまくいのみこと)です。









二の鳥居を入り、まっすぐ進むと
三の鳥居があります。

そして、三の鳥居の先に楼門があります。









楼門の手前、右手にある手水舎です。











楼門に向け進むと、生田神社の御由緒があります。
神功皇后元年(201)、三韓外征の帰途、現在の神戸港で船が進まなくなり、
神占を行ったところ、稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れ、
「活田長峡国(いくたながをのくに)に居りたい」と申され、祀られています。
当初、砂山に鎮座されていましたが、延暦18年(799)に洪水で布引の渓流が氾濫した為、
現在の生田の森に遷られています。

祭神の雅日女尊は、
伊勢神宮内宮に祀られている天照大神の和魂(にぎみたま)、または妹神と伝えられ、
稚くみずみずしい日の女神で、物を生み育て万物の成長を加護します。

神戸の地名は、朝廷から生田神社を世話し守る家として神戸(かんべ)を頂いており、
この「かんべ」が「こんべ」となり、現在の「こうべ」になったと伝わります。




















更に御由緒の左側には、
箙(えびら)の梅があります。

源平盛衰記には、一の谷の合戦の折、
梶原景時の息子、景季が生田の森の戦いで
咲き乱れる梅の枝を箙に挿して戦った様子を、
「花は散りけれども匂いは袖にぞ残るらん。」と
現わしています。

そして、謡曲や能の演目として、
演じられています。


そして、楼門の右側には、
「梶原の井」があります。

「かがみの井」とも云われ、
生田の森の戦いで、梶原景季が
この井戸の水を汲んで武運を祈った時、
掬った水に箙の梅の影が映ったと
伝えられています。





楼門を抜けた正面に拝殿があります。

拝殿の前には、
来年(令和8年)の干支の午の絵馬が
立てかけられています。

拝殿の奥、社殿の中央に、本殿があり、
主祭神として、稚日女尊が祀られ、
その左右に、向かって右から
 ・住吉神社 祭神:表筒男命、中筒男命、底筒男命
 ・八幡神社 祭神:応仁天皇
本殿を挟んで、
 ・諏訪神社 祭神:武御名方命
 ・日吉神社 祭神:大山咋命
が祀られています。

楼門を抜けた左手、西側に社務所があり、
社務所の前に注連縄で囲われたエリアが
あります。

何のエリアでしょうか?








拝殿、本殿の西側をまっすぐ進んで行くと、
蛭子神社があります。

祭神は蛭子命(ひるこのみこと)で、
商売繫盛の神です。

背後には、生田の森が広がっています。






その蛭子神社に向かって右側、阿形の狛犬です。

耳でしょうか?まっすぐピンと立ってます。















蛭子神社に向かって左側、吽形の狛犬です。

真ん中に角があり、その両側の耳は、ピンと立ってます。















蛭子神社の前から、
玉垣に囲われた本殿の屋根を
ふり返って見たところ。










蛭子神社の反対側、東側の参道の先には、
生田稲荷神社があります。











生田神社の本殿の北側、生田稲荷神社の西側に
生田の森が広がっています。

生田の森は、源平合戦で
平知盛を大将とする平家軍が陣を構え、
一の谷から生田の森にかけて
戦場となりました。






生田稲荷神社の参道の左側にあった
手水舎です。











そして、その先には朱色の鳥居が
連なっています。











生田稲荷神社のきつね像と、社殿です。

















生田稲荷神社の前から、
生田神社の本殿方向を見たところ。











生田神社の本殿の東側を、
楼門、そして生田ロードへ向かって帰ります。

途中、以下の三社が入った社殿があります。

左から、
 ・人丸神社 祭神:柿本人麿 学問向上の神
 ・雷大臣神社 祭神:中臣烏賊津連
          元社家の後神家の始祖神
 ・塞神社 祭神:道返大神、八衢比古神、
         八衢比売神
          病気封じ、道守りの神

本殿の横を通り、拝殿の前に戻り、
楼門を見たところ。

楼門を内側から見る扁額には、
「神恩感謝」とあります。

ちなみに外側の扁額には、
「生田宮」とあります。






■布引の滝へ

生田神社を後にし、次は北野の異人館街へ行こうと
サンキタ広場に戻ります。

サンキタ広場から、JR三ノ宮駅を見たところ。

目の前の道は、フラワーロードです。







そして、サンキタ広場から、
北に向け延びるフラワーロードを見たところ。

北野の異人館街へ行くには、
北野坂を上らなければいけないのですが、
立派なフラワーロードを見て、
この道を上って行くものと
思い込んでしまいました。





と言う事で、ひたすらフラワーロードを上って行きます。

途中、パブリックアートがあります。

  WIND  津野充聡 作

広いつばのある帽子をかぶった裸婦像で、
その左手は進むべき方向を示しているようです。


ちなみに、フラワーロードについて、
明治の初めまでは、布引の滝を経て流れる生田川の川筋で、
頻発する洪水対策として、
明治4年に生田川の付け替えが行われています。
そして、旧河川跡がフラワーロードになってます。



フラワーロードを上って行きます。

前方の高層ホテルは、
ANAクラウンプラザホテル神戸です。

この辺りで、北野の異人館街ではなく、
新神戸駅方向へ来ている事がわかりました。

間違ってここまで来たのに気がついたので、
新神戸駅の裏手、山側にある布引の滝へ行く事にします。








新神戸駅の下を、矢印に従って抜け、
布引の滝へ向かいます。










布引の滝へ向かう途中、生田川に架かる砂子橋があり、
その手前に「断層に沿って流れる川」の説明がありました。


























砂子橋を渡りながら、上流方向を見たところ。

















砂子橋の上から、下流方向を見たところ。

断層に沿って、水が大地を深く掘り込み、水が流れています。















砂子橋を渡ったところにあった
「布引の滝 周辺案内図」とお地蔵さんです。

この案内図を見ると、
布引の滝は、雌滝(めんたき)、
鼓ヶ滝(つつみがだき)、夫婦滝(めおとだき)、
雄滝(おんだき)の4つの滝から成っています。






生田川に沿って進んで行くと、まず雌滝があります。
















布引の滝(雌滝)の説明です。
布引の滝は、那智の滝、華厳の滝と共に日本三大神滝の一つです。

























雌滝は、二段の滝です。

















雌滝は、二段の滝と説明がありますが、
下段の滝を良く見ると、人工的な構造物のように見えます。

この雌滝の下段の滝は、水道水を確保する為に
明治33年(1900)に造られた
アーチ式コンクリート造りの堰提で
雌滝取水堰提と呼ばれています。











雌滝の上段の滝です。

落差は約19mと言う事です。










雌滝取水堰提の横には、立ち入りはできませんが、
円筒形石積みでドーム屋根を持つ建物があります。

この建物も、雌滝取水堰提の施設の一つで、
取水井屋と言う事です。













雌滝を後にし、次は鼓ヶ滝を目指して進みます。

















進んで行くと、
布引の滝や、みはらし展望台周辺の
ハイキングコース沿いに、
江戸時代にかけて詠まれた布引の滝の名歌の碑
「布引三十六歌碑」が建っています。

この歌碑は、藤原良経(1169-1206)の歌です。

 山人の衣なるらし白妙の
   月に晒せる布引のたき

 月光を浴びて滝水が真白にさらされる風情で
 まさに山人すなわち仙人の衣であるようす。

更に進んで行くと、
紀貫之(生年未詳ー945)の歌碑があります。
仮名文字の道を開いた土佐日記が
知られています。

 松の音琴に調ふる山風は
   滝の糸をやすけて弾くらむ

 この歌は屏風歌で、
 松風が琴の音のようにひびく
 滝水の糸を張った琴であろうよ。


川は見えないが、流れの音が大きくなった辺りで、
川をのぞいてみます。
















鼓瀧と彫られた岩がある展望所があります。












展望所から川をのぞいてみます。

展望所からのぞいても見えにくいですが、
これが鼓ヶ滝のようです。














深い亀裂のような谷の底を川が流れています。

















川に沿って上って行くと、
川の水が溜まった淵が見えてきました。
















階段を上った先に、滝が見えます。

















雄滝と、その大きな滝つぼです。

御滝の落差は、約43mので、
布引の滝のシンボルになってます。














その雄滝の滝つぼから、2本の流れとなって、流れ落ち、
滝の下部で夫婦が寄り添うように、
2本の流れが1つにまとまっている滝は夫婦滝です。















上が雄滝で、下が夫婦滝です。

















夫婦滝です。

















下流を見ると、
雄滝、夫婦滝から流れ出た水がよどんだ淵が
見えます。










雄滝です。

布引の滝は、「摂津名所図会」に、
「岩面を流れ落つる事、白布を曝すに似たり」と記されており、
水が流れ落ちる様が白布のように見える事から、
布引の滝と呼ばれるようになったと言う事です。













■みはらし展望台へ

雄滝、夫婦滝を見た後は、
みはらし展望台へ向かいます。

布引三十六歌碑は、
明治の初めに建てられましたが、
その後、散逸してしまいます。
そして、昭和の初めに、太田錦里氏によって、
布引三十六歌碑の復興が提唱されました。
全ての復興が完了したのが、
平成19年(2007)です。

この歌碑は、復興提唱者の山田錦里氏の歌です。

 みそ六つのひに響けり山姫の
   織るや妙なる布引のたき

 この「みそ六つ」は三十六歌碑を表わしています。

みはらし展望台へ山肌を上りながら、
雄滝をふり返ったところ。
















みはらし展望台へ向かう途中、
何かが祀られているようです。
















更に進んで行くと、
源経信(1016-1097)の歌碑があります。

 白雲とよそに見つれと足曳きの
   山もととろに落つる滝津瀬

 足曳き葉山の枕詞です。
 白雲と棟目になにげなく見ていたけれど、
 近づいてくると、思いもかけず
 山を鳴り響かせて落ちる滝だった。



急な斜面を上って行くと、
みはらし展望台があります。

この展望台からは、神戸市街はもとより、
大阪湾一帯を見渡す事ができるはずです。

しかし、この日は12月と言うのに
季節外れの黄砂飛来情報が出ており、
空は霞んでいて、視界がききません。




東、少し南よりを見たところ。

中央の高層ビルは、
JR灘駅北西にあるワコーレ神戸灘タワーです。

その向こうに見える橋は、灘浜大橋です。

更にその向こうに、六甲アイランドが見えます。





そして、南へ視線を移動させて行きます。












南、少し東よりを見たところ。

中央、右よりの高層ビルは、
新神戸駅前にあるジークレフ新神戸タワーです。

右端は、、ANAクラウンプラザホテル神戸です。







中央左よりの高層ビルは、
ジークレフ新神戸タワーです。

その横に生田川が流れ、
生田川の横に生田川右岸線が見えます。

中央辺り、遠方の高層ビルは、
シティタワー神戸三宮です。

そして、右側の高層ビルは、
ANAクラウンプラザホテル神戸です。


みはらし展望台からの景色を楽しんだ後、
山を下って行きます。

下りながら、砂子橋を見たところ。








この後は、北野の異人館街へ向かいました。



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