ゴールデンウィークに、松江・出雲へ、
一泊二日の旅行へ行って来ました。
広島バスセンターからJR松江駅まで、
高速バスで移動です。
松江駅から、松江城方向に向かい歩きます。
途中、松江鼕伝承館がありました。
建物は閉まってましたが、
外から内部が見えるようにガラス窓が
あります。
中を覗いて見ると、大きな太鼓がありました。
鼕とは、普通、太鼓の音を表す言葉ですが、
出雲地方では、大きな太鼓の事を、
鼕(どう)と呼びます。
更に松江城へ向け歩いて行くと、
宍道湖と中海を結ぶ大橋川へ出ます。
宍道湖の方を見ると、
川の名前の由来となった橋
松江大橋が見えます。
南北朝時代から、
ここには橋が架かっており、
大橋と呼ばれる初代の木造橋は、
松江城を築城した堀尾吉晴によって、
1607年に架けられました。
川の中にボラが見えます。
松江大橋を渡ります。
大橋を渡りながら、
中海の方向、東を見たところ。
大橋の上から東に、
新大橋が見えます。
川には、宍道湖観光遊覧船が、
宍道湖へ向かって来ています。
大橋の上から西側、
宍道湖方向を見ると、
宍道湖大橋が見えます。
大橋川を渡り、まっすぐ進むと、
堀川のひとつ、京橋川へ出ます。
橋の上から西を見たところ。
乗り合い小船で松江をめぐる
「ぐるっと松江 堀川巡り」の乗船場が
前方の橋の手前、左側手に見えます。
橋の上から東を見たところ。
先ほど見た堀川めぐりの
カラコロ広場乗船場です。
ちょうどやって来た
遊覧船に乗ります。
堀川めぐりに出発です。
堀川をめぐるには、
堀川にかかる橋の下を
くぐる事になります。
橋の下をくぐる時は、
遊覧船の屋根が下がって
くるので、乗っている人は
身をかがめる事になります。
今、橋の下をくぐっています。
こんな感じです。
橋を抜けると、屋根が上がり、元に戻ります。
堀川を東へ進みます。
次は、この橋をくぐって
北へ向かいます。
屋根が下がってきました。
堀川を北へ向かいます。
この堀川は、米子川です。
緑が川面に映えて美しい。
また橋です。
船の屋根が橋とこすらないように、
堀川の水位は
うまく調整されています。
お城の北側の堀川、北田川へ入り、
西へ進むと松江城の天守閣が
見えてきます。
松江城の天守閣へ
徐々に近づいて行きます。
天守閣が見えるポイントで
船をとめてくれます。
みんなで写真撮影タイムです。
北田川から、城山内堀川へ入り、
南下します。
もう、この位置からは、
天守閣は見えません。
正面の橋は、北惣門橋です。
お堀の石垣の水際に亀がいました。
大手前広場乗船場へ
着きました。
大手前広場乗船場です。
天守閣の一部が見えます。
石垣には排水口が見えます。
築城当時から残る
排水口でしょうか?
先ほど、堀川めぐりの船の上で写真を撮った辺りまで、堀川に沿って歩きます。
北惣門橋です。
お城の北側の堀川、
北田川に架かる宇賀橋から
北西を見たところ。
宇賀橋のひとつ東側の北堀端から、
宇賀橋と、その向こうに天守閣を
見たところ。
宇賀橋の上では、
女性二人が写真を撮り合う姿が
ありました。
そして、
北堀端から宇賀橋へ引き返しながら、
宇賀橋越しに天守閣を見たところ。
大手前広場乗船場まで戻り、
大手前広場へ向かう途中に見た天守閣です。
大手前広場にあった城下町 松江の案内図です。
そして、松江城案内図です。
大手木戸門跡を入ったところにある
馬溜跡です。
大手門跡です。
大手門跡を抜け、二の丸下ノ段より、
天守閣を見たところ。
二ノ丸 下ノ段より、
太鼓櫓を見上げたところ。
三ノ門跡へ向け
階段を登って行きます。
石垣越しに天守閣を見上げたところ。
松江神社です。
一ノ門へ向かって
登って行く階段です。
階段を上って、
左へ曲がると一ノ門です。
その一ノ門です。
一ノ門を抜けると、本丸です。
堂々とした天守閣です。
その天守閣です。
天守閣へ向かって歩きます。
正面中央の入母屋破風の形が、
千鳥が羽を広げたように見える事から、
別名 千鳥城と呼ばれています。
南正面から見たところ。
本丸の東側から、
二ノ丸の下ノ段を見たところ。
本丸、南東から天守閣を見たところ。
そして、天守閣へ向かいます。
天守閣には入口の防備を固める為、附櫓があり、
そこから中へ入ります。
ここは地階、
穴蔵の間と呼ばれています。
籠城を想定した
生活物資の貯蔵庫として
使用されていました。
中央には、
深さ24mの井戸があります。
そして、
慶長16年(1611年)より前に
松江城が築城された事を示す
祈祷札2枚がありましたが、
行方不明になっていました。
この祈祷札が松江神社から見つかり、かつ、
この祈祷札が掛かっていた痕跡を示す柱が
穴蔵の間から見つかった事が、
松江城の国宝指定を決める事になりました。
私が松江城を訪問した約2週間後に国宝指定の答申が行われ、2ヶ月後に国宝指定されました。
おめでとうございます。
木製のシャチホコです。
昭和30年の修理で
取替えられたものです。
穴蔵の間です。
そして、1階へ階段を上がります。
柱に特徴が有り、柱の周りに、
板を鎹(かすがい)で繋ぎ留め、
鉄輪がベルトのように
巻かれています。
この構造は、包板(つつみいた)と
呼ばれています。
また、姫路城の心柱のような
天守を上下に貫く長大な柱は無く、
2階分の高さの柱をバランス良く
配置し天守の重さを分散させる構造が
とられています。
この階には、甲冑、具足の展示がありました。
次は、天守2階へ上がります。
2階には、松江城下町の模型が展示されています。
昭和34年の松江です。
県立美術館や、宍道湖大橋は、まだありません。
旧藩時代の松江です。
松江大橋が架かっています。
天守3階へ上がり、下を見たところ。
階段は、幅1.6m、板厚は約10cmの桐の板が
使用されています。
桐が使用されたのは、防火、防腐が目的と
言う事です。
3階フロアです。
4階、上部の梁の構造です。
最上階へ向け上がっていきます。
最上階、望楼からの眺めです。
南を見たところ。
南西を見たところ。
南西を見たところ。
北を見たところ。
東を見たところ。
正面右寄りに、
松江歴史観が見えます。
南東を見たところ。
南を見たところ。
最上階、望楼です。
最上階から下りながら、
屋根裏の梁を見たところ。
4階フロアです。
4階の突き上げ窓です。
お城から出て、
南西から見上げたところ。
西から見たところ。
北西から見たところ。
天守の北西に位置する
北ノ門へ向かいます。
北ノ門を抜けて、
振り返って見たところ。
水手門跡へ向け下ります。
水手門跡です。
水手門跡を抜けて
振り返ったところ。
水手門跡を抜け、進むと、
馬洗池へ出ます。
馬洗池の北側の道を北西に進むと、
城山稲荷があります。
城山稲荷の鳥居の横にあった小泉八雲ゆかりの地の説明です。
鳥居を抜けると、狛犬ならぬ石狐がいます。
左側の石狐です。
右側の石狐です。
参道脇には、石狐が並んでいます。
正面に階段が見えてきます。
神門です。
拝殿です。
城山稲荷を出て、
北西に進むと堀川に出ます。
新橋通りから堀川を見たところ。
お昼を過ぎたので、
松江に来たら食べたいと思っていた
出雲そばを食べに行きました。
行ったお店は、
出雲そばで有名な神代そばです。
注文したのは、とろろ割子です。
このお店では、
石臼挽き、生粉打ち(十割蕎麦)をし、
蕎麦つゆには、本枯節と地傳酒を
使用しているとの事です。
お腹を満たした後は、
塩見縄手と呼ばれる
武家屋敷の前の通りを
歩いてみます。
ちなみに
縄のように一筋にのびた通りを
縄手と呼びます。
塩見は、
異例の昇進をとげた松江藩中老で
町奉行だった塩見小兵衛に
由来します。
塩見縄手の堀川べりに、
ひじつき松があります。
確かにひじをついているように
見えます。
ここは、小泉八雲旧居です。
門の前の説明です。
小泉八雲の本名は、
ラフカディオ・ハーンですが、
英語教師として赴任した際に、
県庁の役人がハーンを
ヘルンと発音し、
ヘルン先生と呼ばれていた
ようです。
小泉八雲の写真です。
旧居へ入ってみます。
ここは、
松江藩士の武家屋敷でした。
この旧居は、名作「知られぬ日本の面影」の第16章「日本の庭園」の舞台になりました。
その南に面した部屋から、
庭を見たところ。
そして、その庭は、
部屋の西にも伸びています。
「日本の庭園」に出てくる部屋から見た庭の描写です。
その描写に出てくるように、
確かにシャチホコがあります。
南に面した部屋から、
ひとつ奥(北側)に入った部屋です。
そして、北に面した部屋です。
机があり、書斎になっています。
北に面した部屋から
庭を見たところ。
その北側の庭の
「日本の庭園」の中の
描写です。
北に面した部屋の書や画です。
小泉八雲旧居を出て、
ふれあい広場乗船場から、
再び堀川めぐりの遊覧船に
乗ります。
お城の西側を南に進みます。
城山の西側は、
うっそうと木々が生えています。
亀が甲羅干しをしています。
カルガモもいます。
木々が両側から迫ってきます。
甲羅干しの亀です。
ここにもいます。
木の上に、器用に乗っています。
ハクセキレイもいました。
ハクセキレイです。
カルガモです。
ここの橋の下の水路は狭いです。
屋根が下がって、
上も狭いが、横も狭い。
カラコロ広場の手前の
幅のある橋の下では、
船頭さんが唄を披露して
下さった。
橋の下が、ちょうど良い音響で、
上手い歌がより引き立つ効果が
出ています。
カラコロ広場乗船場で船を下ります。
カラコロ広場から、京店商店街へ出ると、
縁結びスポットとしての、
カラコロ大黒様が祀られています。
次は自転車を借りて、
再度、散策に出発です。
自転車で、再度、大手前広場まで
出かけます。
堀尾吉晴公の銅像です。
松江城を築城した人物です。
大手前広場から、西を見たところ。
大手前広場から南下しながら、
お城の石垣や、その上の櫓を
見たところ。
県庁前から、松江城を見たところ。
千鳥橋を渡り、二ノ丸 上の段へ向け、
登って行きます。
木陰に見えている建物は、南櫓です。
そして、南口門を抜け、
振り返ったところ。
南櫓です。
これは、復元されたものです。
南櫓は、監視の役割を果たしたと
思われます。
南櫓の中から、南東を見たところ。
二ノ丸の説明です。
中櫓です。
これも、復元されたものです。
太鼓櫓です。
中には、時を告げる太鼓が
置かれていました。
これも、復元されたものです。
松江城の次は、
宍道湖へ向かいます。
左に見える橋は、宍道湖大橋です。
対岸右よりに見える
白い屋根の建物は、
島根県立美術館です。
宍道湖に浮かぶ島は、嫁ヶ島です。
その嫁ヶ島です。
北側から見たところ。
この嫁ヶ島には、
悲しい伝説があります。
姑にいじめられた嫁が、
氷った湖の上を実家へ
帰ろうとした時、
氷が割れて死んでしまいました。
あわれに感じた神様が
一夜にして島を浮かび上がらせたと
伝えられています。
宍道湖大橋を、
北側の湖岸から見たところ。
北側の湖岸から、
島根県立美術館を見たところ。
白い大き屋根が特徴です。
宍道湖大橋を渡っていると、
遊覧船が帰って来ているのが
見えました。
宍道湖大橋から見た嫁ヶ島です。
島根県立美術館です。
宍道湖大橋渡り、
島根県立美術館へ向かう
途中に見た嫁ヶ島です。
嫁ヶ島です。
島根県立美術館へ行って見ました。
収蔵品のクロード・モネの
「アヴェルの門」です。
ポール・ゴーガンの「水飼い場」です。
歌川 広重の
「名所江戸百景 水道橋駿河台」です。
中央に鯉のぼりが大きく描かれていますが、
その向こうに水道橋の辺りだろうか
江戸の町が描かれています。
屋上にあった「カバの親子」の彫刻です。
屋上から、北を見たところ。
先ほど、渡って来た宍道湖大橋が
見えます。
美術館の湖岸側には、
「宍道湖うさぎ」の彫刻があり、
訪れる人達に人気があります。
美術館の屋上から、
「宍道湖うさぎ」を眺めたところ。
美術館から湖岸へ出て、
「宍道湖うさぎ」を眺めたところ。
着地して…。
跳びあがる。
12羽のうさぎが、
並んで跳びはねています。
先頭のうさぎは、
宍道湖を向いて立ち上がっています。
そして、美術館周辺には、
野外彫刻が展示されています。
この彫刻は、「風門」です。
美術館から、湖岸を南に進むと、
袖師地蔵があります。
袖師地蔵の
説明です。
夕日と袖師地蔵です。
宍道湖は、沈む夕日の美しさで有名です。
日没の時間は、もうすぐです。
右が、袖師地蔵で、
左が、石灰地蔵です。
袖師地蔵から見た嫁ヶ島です。
宍道湖にいたオオバンです。
野外展示の彫刻と夕日です。
野外展示の彫刻と夕日です。
夕日を目当てに
集まってきた人達は、
ここへ座って待ちます。
今はガラガラですが、
日没少し前には、
ここが人でいっぱいに
なりました。
日没まで、もう少しです。
嫁ヶ島から、光の道が延びています。
道がつながりました。
屋外展示の彫刻と夕日です。
日没前です。
雲がかかって来ました。
もう少し。
日没です。
ホテルへ帰り、シャワーを浴びて、
近くの居酒屋へ夕食を食べに行きました。
よし、今日は、松江づくしで行こう。
お酒も「松江づくし」を注文します。
付け出しで出て来たのは、
日本海で捕れたイカの煮付け?
そして、松江と言ったら、
宍道湖のシジミです。
シジミの酒蒸しです。
アサリとまではいかないにしても、
つぶがでかいです。
そして、2014年の全米オープンで
準優勝した松江出身の錦織圭選手が、
「ノドクロが食べたい。」って言っていた
「ノドクロの煮付け」を注文しました。
時価と言う事で、高かったけど、大奮発です。
そして、宍道湖七珍のシラウオのさしみです。
そう言えば、シジミも宍道湖七珍のひとつですね。
最後の締めは、
「アゴのときくずし」と、「シジミ汁」です。
「アゴのときくずし」とは、
「トビウオそぼろ入りとろろごはん」って事で、
県魚のトビウオを使用して、新しく考案された
と言う事です。
そして、「シジミ汁」です。
お汁の下に沈んでシジミは見えませんが、
シジミを堪能できました。
後は、寝るだけです。
翌朝、朝早く目が覚めました。
しじみ漁の船が出てないか
見てみようと思って、
ホテルの窓を開けてみました。
一隻もいません。
ネットで調べてみると、
この日は、しじみ漁は休漁でした。
残念。
ホテルをチェックアウトし、
出雲へ向かう前に松江を散策します。
松江大橋から東を見たところ。
新大橋が見えます。
松江大橋から西を見たところ。
宍道湖大橋が見えます。
橋の下でなにやら捕っています。
尋ねてみると、エビとの事。
こんな感じでエビを捕るんですね。
大橋を南へ渡り
大橋川に沿って、
宍道湖へ向けて歩きます。
振り返ると、
先ほど、渡って来た大橋が見えます。
宍道湖方面を見ると、
宍道湖大橋が見えます。
宍道湖大橋の南側の付け根に
小さな港があり、
漁船が係留されてました。
その船の上にとまっていた
アオサギです。
宍道湖の湖岸へ出て見た
朝の嫁ヶ島です。
宍道湖大橋の南の付け根から見た
宍道湖大橋です。
宍道湖にいたホシハジロです。
カルガモです。
宍道湖大橋を渡り、
一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅へ向け、
湖岸を歩きます。
振り返って、東を見たところ。
宍道湖を見たところ。
一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅で、
川跡駅行の電車に乗ります。
写真は、その電車です。
その後、川跡駅で
出雲大社前行の電車へ乗り換え、
出雲大社前駅に到着し、
日御碕、出雲大社を見て回りました。
日御碕、出雲大社の記事は、
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