松江城 & 宍道湖: Apr 2015



ゴールデンウィークに、松江・出雲へ、一泊二日の旅行へ
行って来ました。

広島バスセンターからJR松江駅まで、高速バスで移動です。

松江駅から、松江城方向に向かい歩きます。


途中、松江鼕伝承館がありました。
建物は閉まってましたが、外から内部が見えるようにガラス窓が
あります。

中を覗いて見ると、大きな太鼓がありました。
鼕とは、普通、太鼓の音を表す言葉であるが、出雲地方では、大きな
太鼓の事を、(どう)と呼ぶらしい。















更に松江城へ向け歩いて行くと、宍道湖と中海を
結ぶ大橋川へ出ます。

宍道湖の方を見ると、川の名前の由来となった橋
松江大橋が見えます。

南北朝時代から、ここには橋が架かっており、
大橋と呼ばれる初代の木造橋は、松江城を
築城した堀尾吉晴によって、1607年に架け
られた。












川の中にボラが見えた。





















松江大橋を渡ります。

大橋を渡りながら、中海の方向、東を見たところ。



















大橋の上から東に、新大橋が見えます。

川には、宍道湖観光遊覧船が、宍道湖へ
向かって来ている。


















大橋のから西側、宍道湖方向を見ると、
宍道湖大橋が見えます。




















大橋川を渡り、まっすぐ進むと、堀川のひとつ、京橋川へ出る。
橋の上から西を見たところ。

乗り合い小船で松江をめぐる「ぐるっと松江 堀川巡り」の乗船場が
前方の橋の手前、左側手に見える。
























橋の上から東を見たところ。




























先ほど見た堀川めぐりのカラコロ広場乗船場。

ちょうどやって来た遊覧船に乗ってみる。


















堀川めぐりに出発。

堀川をめぐるには、堀川にかかる橋の下を
くぐる事になる。

橋の下をくぐる時は、遊覧船の屋根が下がって
くるので、乗っている人は身をかがめる事になる。















橋の下をくぐっている時。




















こんな感じ。




















橋を抜けると、屋根が上がり、元に戻る。




























堀川を東へ進む。





















次は、この橋をくぐって北へ向かう。




















屋根が下がってきた。




















堀川を北へ向かう。




















この堀川は、米子川。





















緑が川面に映えて美しい。




















また橋だ。

船の屋根が橋とこすらないように、堀川の水位は
うまく調整されている。

















お城の北側の堀川、北田川へ入り、西へ進むと
松江城の天守閣が見えてくる。



















松江城の天守閣へ徐々に近づいて行く。




















天守閣が見えるポイントで船をとめてくれる。





















みんなで写真タイムだ。




























北田川から、城山内堀川へ入り、南下する。

もう、この位置からは、天守閣は見えない。

正面の橋は、北惣門橋。

















お堀の石垣の水際に亀がいた。





















大手前広場乗船場へ着いた。





















大手前広場乗船場。





















天守閣の一部が見える。




















石垣には排水口が見える。


築城当時から残る排水口だろうか?
















先ほど、堀川めぐりの船の上で写真を撮った辺りまで、堀川に沿って歩く。





北惣門橋。





















お城の北側の堀川、北田川に架かる宇賀橋から
北西を見たところ。




















宇賀橋のひとつ東側の北堀端から、宇賀橋と
その向こうに天守閣を見たところ。




















宇賀橋の上では、女性二人で写真を撮り合って
いた。




















そして、北堀端から宇賀橋へ引き返しながら、
宇賀橋越しに天守閣を見たところ。



















大手前広場乗船場まで戻り、大手前広場へ向かう途中に見た天守閣。



























大手前広場にあった城下町 松江の案内図。
































そして、松江城案内図。




























大手木戸門跡を入ったところにある馬溜跡。





















大手門跡。





















 大手門跡を抜け、二の丸下ノ段より、天守閣を見たところ。




























 二ノ丸 下ノ段より、太鼓櫓を見上げたところ。





















三ノ門跡へ向け階段を登って行く。





















 石垣越しに天守閣を見上げたところ。




























松江神社。





















一ノ門へ向かって登って行く階段。





















階段を上って、左へ曲がると一ノ門。




















その 一ノ門。





















一ノ門を抜けると、本丸。

堂々とした天守閣が見える。



























その天守閣。





















天守閣へ向かって歩く。




























正面中央の入母屋破風の形が、千鳥が羽を
広げたように見える事から、別名 千鳥城と
呼ばれている。



















南正面から見たところ。





















本丸の東側から、二ノ丸の下ノ段を見たところ。





















本丸、南東から天守閣を見たところ。





























そして、天守閣へ。

天守閣には入口の防備を固める為、附櫓があり、そこから中へ入る。


























ここは地階、穴蔵の間と呼ばれている。

籠城を想定した生活物資の貯蔵庫として
使用されていた。

中央には、深さ24mの井戸がある。

そして、慶長16年(1611年)より前に松江城が
築城された事を示す祈祷札2枚があったが、
行方不明になっていた。

この祈祷札が松江神社から、この祈祷札が
掛かってい痕跡を示す柱が穴蔵の間から
見つかった事が、松江城の国宝指定を決める
事になる。





私が松江城を訪問した約2週間後に国宝指定の答申が行われ、2ヶ月後に国宝指定されました。
おめでとうございます。




木製のシャチホコ。

昭和30年の修理で取替えられたものらしい。



















穴蔵の間。





















そして、階段を上がり、1階へ。

柱に特徴が有り、柱の周りに、板が鎹(かすがい)で繋ぎ留め、鉄輪がベルトのように巻かれている。
この構造を、包板(つつみいた)と呼ばれている。

また、姫路城の心柱のような天守を上下に貫く
長大な柱は無く、2階分の高さの柱をバランス良く
配置し天守の重さを分散させる構造がとられて
いる。

この階には、甲冑、具足の展示があった。










次は、天守2階へ。
2階には、松江城下町の模型が展示されている。

昭和34年の松江。
県立美術館や、宍道湖大橋は無い。























旧藩時代の松江。























松江大橋が架かっている。


























天守3階へ上がり、下を見たところ。

階段は、幅1.6m、板厚は約10cmの桐の板が使用されている。

桐が使用されたのは、防火、防腐が目的らしい。

























3階フロア





















4階、上部の梁の構造






















最上階へ向け上がっていく。





























最上階、望楼からの眺め。

南を見たところ。




















南西を見たところ。






















南西を見たところ。






















北を見たところ。






















東を見たところ。

正面右寄りに、松江歴史観が見える。




















南東を見たところ。






















南を見たところ。






















最上階、望楼。





















最上階から下りながら、屋根裏の梁を見たところ。






















4階フロア。






























4階の突き上げ窓。






















お城から出て、南西から見上げたところ。






















西から見たところ。






















北西から見たところ。






















天守の北西に位置する北ノ門へ向かう。






















北ノ門を抜けて、振り返って見たところ。





















水手門跡へ向け下る。





















水手門跡。






















水手門跡を抜けて振り返る。






















水手門跡を抜け、進むと、馬洗池へ出る。






















馬洗池の北側の道を北西に進むと、
城山稲荷がある。



















城山稲荷の鳥居の横にあった小泉八雲ゆかりの地の説明版。





















鳥居を抜けると、狛犬ならぬ石狐。


左側の石狐。

























右側の石狐。






























参道脇には、石狐が並んでいる。





























正面に階段が見えてくる。





















神門。






















拝殿。






















城山稲荷を出て、北西に進むと堀川に出る。






















新橋通りから堀川を見たところ。






















お昼を過ぎたので、松江に来たら食べたいと
思っていた出雲そばを食べに行った。

行ったお店は、出雲そばで有名な神代そばです。。



















注文したのは、とろろ割子。

このお店では、石臼挽き、生粉打ち(十割蕎麦)をし、
蕎麦つゆには、本枯節と地傳酒を使用しているとの事。


















お腹を満たした後は、塩見縄手と呼ばれる武家屋敷の前の通りを歩いてみる。

ちなみに縄のように一筋にのびた通りを縄手と
呼ぶ。
塩見は、異例の昇進をとげた松江藩中老で
町奉行だった塩見小兵衛に由来する。















塩見縄手の堀川べりに、ひじつき松がある。

確かにひじをついているように見える。




















ここは、小泉八雲旧居。





















門の前の説明版。

小泉八雲の本名は、ラフカディオ・ハーンですが、
英語教師として赴任した際に、県庁の役人が
ハーンをヘルンと発音し、ヘルン先生と呼ばれて
いたらしい。




















小泉八雲の写真。
























旧居へ入ってみる。

ここは、松江藩士の武家屋敷だった。


















この旧居は、名作「知られぬ日本の面影」の第16章「日本の庭園」の舞台になった。


その南に面した部屋から、庭を見たところ。





















そして、その庭は、部屋の西にも伸びている。





















「日本の庭園」に出てくる部屋から見た庭の描写。


























その描写に出てくるように、確かにシャチホコが
ある。




















南に面した部屋から、ひとつ奥(北側)に入った
部屋。




















そして、北に面した部屋。

机があり、書斎になっている。



















北に面した部屋から庭を見たところ。





















その北側の庭の「日本の庭園」の
中の描写。


































北に面した部屋の書や画。





















小泉八雲旧居を出て、ふれあい広場乗船場から、
再び堀川めぐりの遊覧船に乗る。

お城の西側を南に進む。


















城山の西側は、うっそうと木々が生えている。





















亀が甲羅干しをしている。





















カルガモもいた。





















木々が両側から迫ってくる。






















甲羅干しの亀。





















ここにも。

木の上に、器用に乗っている。



















ハクセキレイもいた。





















ハクセキレイ。





















カルガモ。




















ここの橋の下の水路は狭い。





















屋根が下がって、上も狭いが、横も狭い。







カラコロ広場の手前の幅のある橋の下では、船頭さんが唄を披露して下さった。

橋の下が、ちょうど良い音響で、上手い歌が
より引き立つ効果が出ている。










カラコロ広場乗船場で船を下りる。

カラコロ広場から、京店商店街へ出ると、
縁結びスポットとしての、カラコロ大黒様が祀られている。


























次は自転車を借りて、再度、散策に出発だ。

自転車で、再度、大手前広場まで出かける。




















堀尾吉晴公の銅像。






















松江城を築城した人物だ。





























大手前広場から、西を見たところ。





















大手前広場から南下しながら、お城の石垣や、
その上の櫓を見たところ。




















県庁前から、松江城を見たところ。





















千鳥橋を渡り、二ノ丸 上の段へ向け、登って行く。

木陰に見えている建物は、南櫓。



























そして、南口門を抜け、振り返ったところ。






















南櫓。

これは、復元されたもの。



















南櫓は、監視の役割を果たしたと思われる。

南櫓の中から、南東を見たところ。



















二ノ丸の説明。












































中櫓。

これも、復元されたもの。



















太鼓櫓。

中には、時を告げる太鼓が置かれていた。

これも、復元されたものである。


















松江城の次は、宍道湖へ。

左に見える橋は、宍道湖大橋。

対岸右よりに見える白い屋根の建物は、
島根県立美術館。

















宍道湖に浮かぶ島は、嫁ヶ島。






















その嫁ヶ島。

北側から見たところ。

この嫁ヶ島には、悲しい伝説がある。

姑にいじめられた嫁が、氷った湖の上を実家へ
帰ろうとした時、氷が割れて死んでしまった。
あわれに感じた神様が一夜にして島を浮かび
上がらせたと伝えられている。













宍道湖大橋を、北側の湖岸から見たところ。






















北側の湖岸から、島根県立美術館を見たところ。

白い大き屋根が特徴だ。



















宍道湖大橋を渡っていると、遊覧船が帰って
来ているのが見えた。





















宍道湖大橋から見た嫁ヶ島。





















島根県立美術館。






















宍道湖大橋渡り、島根県立美術館へ向かう途中に
見た嫁ヶ島。




















嫁ヶ島。






















島根県立美術館へ行って見た。






















収蔵品のクロード・モネの「アヴェルの門」。




















































ポール・ゴーガンの「水飼い場」。

























歌川 広重の「名所江戸百景 水道橋駿河台」。

中央に鯉のぼりが大きく描かれているが、その向こうに
水道橋の辺りだろうか江戸の町が描かれている。


























屋上にあった「カバの親子」の彫刻。






















屋上から、北を見たところ。

先ほど、渡って来た宍道湖大橋が見える。



















美術館の湖岸側には、「宍道湖うさぎ」の彫刻が
あり、訪れる人達に人気がある。





美術館の屋上から、「宍道湖うさぎ」を眺めた
ところ。














美術館から湖岸へ出て、「宍道湖うさぎ」を眺めたところ。





























着地して…。






















跳びあがる。





























12羽のうさぎが、並んで跳びはねている。




















最後のうさぎは、宍道湖を向いて立ち上がっている。





























そして、美術館周辺には、野外彫刻が展示されている。

この彫刻は、「風門」。



























美術館から、湖岸を南に進むと、袖師地蔵が
ある。




















袖師地蔵の説明。



























袖師地蔵。

宍道湖に沈む夕日の美しさは有名だ。

日没の時間は、もうすぐだ。

























右が、袖師地蔵。
左が、石灰地蔵。




















袖師地蔵から見た嫁ヶ島。





















宍道湖にいたオオバン。























野外展示の彫刻と夕日。





























野外展示の彫刻と夕日。





















夕日を目当てに集まってきた人達は、ここへ
座って待つ。

今はガラガラだが、日没少し前には、ここが
人でいっぱいになった。


















日没まで、もう少し。






























嫁ヶ島から、光の道が延びている。





























道がつながった。





























屋外展示の彫刻と夕日。





























日没前。





















雲がかかって来た。





























もう少し。





















日没です。





















ホテルへ帰り、シャワーを浴びて、近くの居酒屋へ
夕食を食べに行った。





















よし、今日は、松江づくしで行こうと言う事で、お酒も「松江づくし」を
注文。

付け出しで出て来たのは、日本海で捕れたイカの煮付け?




















そして、松江と言ったら、宍道湖のシジミ。

シジミの酒蒸しです。

アサリとまではいかないにしても、つぶがでかい。




















そして、2014年の全米オープンで準優勝した松江出身の
錦織圭選手が、「ノドクロが食べたい。」って言っていた
「ノドクロの煮付け」を注文。

時価と言う事で、高かったけど、大奮発です。」



















そして、宍道湖七珍のシラウオのさしみ。

そう言えば、シジミも宍道湖七珍のひとつですね。






















最後の締めは、「アゴのときくずし」と、「シジミ汁」で。

「アゴのときくずし」とは、「トビウオそぼろ入りとろろごはん」って
事で、県魚のトビウオを使用して、新しく考案されたらしい。





















「シジミ汁」。

お汁の下に沈んでシジミは見えませんが、シジミを堪能
できました。

後は、寝るだけです。



















翌朝、朝早く目が覚めた。

しじみ漁の船が出てないか見てみようと思って、ホテルの窓を開けて
みた。

一隻もいない。

ネットで調べてみると、この日は、しじみ漁は休漁だった。
残念。










ホテルをチェックアウトし、出雲へ向かう前に
松江を散策だ。

松江大橋から東を見たところ。

新大橋が見えます。

















松江大橋から西を見たところ。

宍道湖大橋が見えます。




















橋の下でなにやら捕ってます。






















尋ねてみると、エビとの事。






















こんな感じでエビを捕るんですね。






















大橋を南へ渡り、大橋川に沿って、宍道湖へ向けて
歩く。

振り返ると、先ほど、渡って来た大橋が見えます。



















宍道湖方面を見ると、宍道湖大橋が見えます。





















宍道湖大橋の南側の付け根に小さな港があり、
漁船が係留されてました。





















その船の上にとまっていたアオサギです。























宍道湖の湖岸へ出て見た朝の嫁ヶ島。






















宍道湖大橋の南の付け根から見た宍道湖大橋。





























宍道湖にいたホシハジロ。





















カルガモ。





















宍道湖大橋を渡り、一畑電鉄の
松江しんじ湖温泉駅へ向け、湖岸を歩く。

振り返って、東を見たところ。


















宍道湖を見たところ。






















一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅で、川跡駅行の
電車に乗る。
写真は、その電車です。




その後、川跡駅で出雲大社前行の電車へ乗り換え、
出雲大社前駅に到着し、
日御碕、出雲大社を見て回りました。











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