縮景園は､広島藩主の浅野長晟の別邸の庭園として築庭されました。
策庭者は､武人で茶人としても知られている上田宗箇です。
原爆により､全て焼失しましたが､今は復元されています。

広島駅から幟町中学校横を通り､縮景園へ向かいます。

幟町中学校と言えば､
平和公園に設置された「原爆の子の像」の
モデルとなった佐々木貞子さんが在籍されていた
学校です。

その幟町中学校の前をとおっていると､銅像が建っており､
「雪椿の乙女」と言うタイトルがついています。

新潟出身の茂木弘行さんの作品で､
日本の各所に野外彫刻として
展示されています。

原爆とは直接関係無い作品と思いますが､
酸性雨の為､顔には､いく筋もの雨が流れた跡があり､
この銅像を見ると､戦争が絶えない世の中を
嘆いているようにも思えます。

縮景園の門の前に到着です。

正面に見える建物は､広島県立美術館です。

縮景園と県立美術館は隣接しているので､
縮景園に入る時は､セットで券を買うと
お得です。

縮景園を訪問した日は､
菊花展をやってました。

門を入り､まっすぐ進むと
清風館があります。

園庭の中央には濯纓池があり､
回遊式の園庭を反時計回りに
回って行きます。

濯纓池の中央には､池を２分するように
跨虹橋が架かっています。

跨虹橋は､花崗岩製の橋です。

大きな池と､周りの木々との調和が美しい。

正面に見えるのは悠々亭です。

石灯籠もあります。

濯纓池の中を渡る橋です。

横長の石灯籠もあります。

キノコの傘のように見えるのは､
看花榻(かんかとう)です。

榻とは､腰掛けを意味し､
昔は､座席がロクロのように回転するように
なっていました。

殿様が､ここに腰掛け､花を眺めていたのだと
思います。

園内の小さな小山の迎暉峰(げいきほう)からの眺めです。

ほんの小さな小山ですが､
昔は 似島 や 宮島 まで見えたと言う事です。

その迎暉峰の裏側(東側)は､
薬草園があったり､木が生い茂った
小さな森があります。

赤い実がなっています。

この縮景園も､原爆で壊滅したと聞いていますが､
今では､大きな木が生い茂っています。

緑がきれいです。

木々の間から鳥の鳴き声が聞こえてきます。

目を凝らして見ると､ヒヨドリがいます。

色づき始めた枝葉の間から覗く青い空が
まぶしく見えます。

木肌には､苔も生えています。

また､別の鳥の鳴き声が聞こえてきます。

ヤマガラです。

動きが素早く､写真を撮るのは難しい。

また､ヒヨドリもいます。
(写真中央辺り)

木陰で､周りに同化し､目立ちません。

木肌にキノコがたくさん生えています。

縮景園の北側は､京橋川が流れています。

先程の看花榻(かんかとう)を北から見たところ。

悠々亭から､濯纓池を見たところ。

悠々亭から､西を見たところ。

跨虹橋も見えます。

その跨虹橋です。
東から見たところ。

色づいた木々です。

池の中にはいくつかの小島があります。

その小島は､鶴や亀を模しています。

ツワブキの花です。

蝶々も遊びに来ています。

園内には､白龍泉と呼ばれている小川が
流れています。

この池の水は､最終的には､広島の有名な
繁華街の流川へ流れ出ていました。

今は､その川は埋め立てられ､街の名前が
残っています。

跨虹橋です。
北西から見たところ。

跨虹橋と､清風館です。

いろいろな景色を楽しめます。