東水関 : Aug2016


南京出張の折りに、17時半に仕事を終え、東水関へ行って来ました。

ホテルへ帰って、地鉄で夫子廟駅まで行き、東水関へ向け歩きます。
いくら夏とは言え、日没までの時間は少なく、早歩きです。

地鉄の夫子廟駅を出て、建康路を東へ進むと、
秦淮河から枝分かれした流れの青溪水道へ出ます。

橋の上から、南、秦淮河方向を見たところ。
正面の木の陰に見える橋は、桃葉橋です。

青溪水道は、そのまま流れていくと、 朝天宮 の前を抜け、
再び、秦淮河と合流します。






その青溪水道を渡った正面です。

建康路の街路樹がうっそうとしています。











青溪水道に沿って南へ向かうと秦淮河へ出ます。

秦淮河に架かる淮清橋から、
南西、夫子廟の方向を見たところ。










東水関へ向かう遊覧船が行き来しています。













青溪水道を古桃葉渡のエリアに渡る桃葉橋の上から
見た景色です。

秦淮河と青溪水道が分岐する辺りに、
古い秦淮河の渡し場がありました。
桃葉とは、東晋の書道家 王献之の愛妾の名前です。
王献之は、桃葉が秦淮河の両岸を往来する時に
心配で「桃葉歌」を作り、毎日、渡しまで迎えに行き、
「桃葉歌」を歌いました。
人々は、その渡しを、桃葉渡と呼ぶようになりました。




淮清橋から、北東、東水関方向を見たところ。













秦淮河の北岸を、東へ、
東水関方向へ向け歩いて行きます。












秦淮河の北岸は、
川沿いに遊歩道が整備されています。












ふり向けば、東水関へ向かう遊覧船がやって来てます。













東水関が見えてきました。

東水関の壁には、電飾で秦淮河の絵が描かれ、
中国第一歴史文化名河と書かれています。










遊覧船がやって来て、東水関の前で向きを変えます。













東水関の前で、くるっと向きを変えて、
やって来た夫子廟方向へ帰って行きます。












その横の船着き場です。














更に、その横の水門です。













水門の扉は閉じられて、
その扉の前にボートが、格納されています。

この水門は、現代に造られた新しい水門のように見えます。










秦淮河の北岸の道を、淮清橋へ向け引き返します。

遊覧船が、ひっきりなしにやって来ては、帰って行きます。











淮清橋を南岸へ渡り、東水関へ向け進みます。

途中にあった家の門です。











南岸の川沿いの道を進みます。













秦淮河の対岸には、
女性像がライトアップされ、白く浮き上がっていました。

桃葉の像?















東水関が、すぐそこに見えてきました。













東水関の前には、露店が出ています。













東水関です。


















東水関を渡って行きます。


















東水関の前で、方向転換し
夫子廟方向へ帰って行く遊覧船です。












東水関を渡ったところに城壁に上がる階段がありました。

階段の上に、「東水関遺址」と表示があります。











その階段を上がったところ。













東水関の城壁の上です。

提灯が飾られています。











提灯越しに、東水関の城壁の内側、西を見たところ。

向きを変えている遊覧船が見えます。
















登って来た階段方向をふり返ったところ。


















東水関の城壁の外を見たところ。













東水関の城壁の上、南を見たところ。

この時間は閉まっていますが、
ここでチケットを買って、城壁の上を歩けるように
なっているようです。














東水関の城壁の上から西を見たところ。

正面に真っ直ぐ伸びているのが、秦淮河です。











東水関の城壁の上から下りて、
その横の水門を見たところ。












秦淮河は、南京の城壁の外で、
東水関を通って城壁内へ流れ込みます。

その内秦淮河と、城壁に沿って外を流れる外秦淮河の
二つに分かれます。

写真は、南京の城壁に沿って流れる外秦淮河です。







城壁の外、秦淮河に架かる橋、九龍橋です。













先ほど登った東水関です。













外秦淮河と、ライトアップされた城壁です。













東水関の広場で踊る人達。

仕事を終え、
健康志向で近所の人達が集まって踊っている?










淮清橋まで戻り、
橋の上から、秦淮河の岸、桃葉渡の辺りを見ると、
ここでも踊っています。











衣装も古典的だし、踊りが上手い。

遊覧船で秦淮河を行き来する観光客向けなのかな?











淮清橋の上から、
南西方向、夫子廟方向を見たところ。












淮清橋から桃葉(叶)渡へ行って見ます。

踊りは、まだ続いています。
















目の前を遊覧船が通り過ぎて行きます。













秦淮河の北岸を夫子廟方向に歩いて行きます。


















利渉橋が見えてきました。

左端には、秦淮河が、白鷺洲公園へ分岐している
小運河が見えます。










右に秦淮河へ架かる利渉橋、
左は白鷺洲公園へ続く小運河が
見えます。











夫子廟 への入り口の牌坊です。

古秦淮と記されています。





竈と称される南京の真夏に歩き回り、疲れ切り、
早くホテルへ帰って、シャワーを浴びたい。

夫子廟はすぐ近くですが、
夫子廟へ寄らずに帰途につきました。




前日、東水関へ行きましたが、東水関自体を見る頃には、日も暮れて暗い中での訪問となりました。
よって、翌日、会社終業後、ホテルに帰らず、今度は、直接、東水関を訪問しました。

この日の天気は曇り。早く暗くなりそうです。

東水関の城壁の外、東水関遺跡公園の入り口にある牌坊です。

東側から見たところ。











その牌坊を反対側から見たところ。

秦淮勝境の文字が掲げられています。











牌坊の西側にあった大岩です。













秦淮河です。

まっすぐ流れると
城内へ入り、内秦淮河となります。
左端の橋の下へ流れると、
城壁の外を流れる外秦淮河となります。








まっすぐ右へ流れると
城内へ入り、内秦淮河となります。
左端の橋の下へ流れると、
城壁の外を流れる外秦淮河となります。










その橋の橋脚の土台です。
水の流れを整流する為だと思いますが、舟形になっています。

外秦淮河は、この橋の下を流れ、更に分岐します。

橋脚の土台の舟形の方向に流れると城壁の外を流れる外秦淮河です。
舟形の方向ではなく、右に折れ写真の正面方向に進むと東水関へ向かいます。

東水関と言う名前から考えると、
この下を水が流れ城壁の中に入って行ったのかもしれません。

昨日、東水関の下を見た時は、
水が流れるような構造になってないように見えましたが‥。






左へ向かう流れが外秦淮河です。

右端の東水関へ向かう流れが内秦淮河です。

今は、この東水関の下を水が流れているのでしょうか?









九龍橋です。

秦淮河はこの橋の下を流れ、
その後、城壁の中や、外へ向けて
流れが分岐します。









右に東水関です。

東水関から左に向け城壁が連なっています。











城壁の外を流れる外秦淮河です。













東水関です。













九龍橋です。













外秦淮河です。













東水関です。

水が城壁の内側へ抜ける構造に
なって無いように見えます。










九龍橋の下から秦淮河が、この水門へ続いています。

この時は、水門は閉まっていました。











更にもう一つ水門があります。

この水門も閉まっていました。

これらの水門は新しい時代の水門に見えます。
昔もここに水門があったのか、私にはわかりません。








その水門の横には東水関があります。













東水関の城壁へ登る階段です。













階段途中の踊り場で、
トランプをして遊ぶ大人達がいました。
ギャンブル?











転がっている石は、
城壁の上に溜まった水を流す排水石槽です。












東水関の城壁の上面です。













東水関の城壁の上から眺めた内秦淮河です。


















東水関の城壁の上面。

この先の階段の上には、
更に城壁の上を南に歩く為の入場チケット売り場があります。















登って来た階段の方向を、ふり返ったところ。













東水関の城壁の上から、城壁の外側を見たところ。













城壁の上を南に歩く為の入場チケット売り場です。

もう時間が遅いので閉まっています。
















東水関の城壁の上から眺めた内秦淮河です。













東水関の城壁の上面です。

東水関の城壁の上面は、区画が区切られた跡があり、
アーチ状の入り口の跡もあります。

物資を備蓄したり、兵を隠して待ち伏せしたりする為の
蔵兵洞があったのではないかと思います。







東水関の城壁を下りて、その城壁の外、東側を
南に歩いてみます。

















城壁が垂直にそそり立っています。


















城壁の東側は、城壁に沿った遊歩道があり、
ちょっとした公園もあります。

外秦淮河の川端から、北を見たところ。










そして、城壁に沿って引き返します。

城壁を良く見てみると、
城壁の下の方に、ひと回り小さな石積みが見えます。

大きな石積みは、現代に復元された石積みで、
小さな石積みは、古くからの城壁の跡かもしれません。












東水関城壁の北の端まで戻り、
城壁の内側、北西から
東水関の城壁へ登る階段の辺りを見たところ。











北西から東水関の城壁の内側を見たところ。

トンネルの入り口のように見えるのは、
この中に物資を備蓄したり、
兵を隠して待ち伏せしたりする為の蔵兵洞です。









その蔵兵洞の入り口です。
扉が閉まっています。












こんな感じで蔵兵洞が並んでいます。


















南西から東水関の城壁の内側を見たところ。













東水関の城壁を見上げたところ。

城壁上の建物は、
城壁上を南へ向け歩く為の
チケットを売っています。









東水関から、秦淮河の南岸を、
淮清橋まで歩く途中にあった公園です。

近くの人達だろう、多くの人達が集まって来ています。










集まっている人達の前には、
正装した人達が楽器を持っています。

どうやら野外コンサートがあるようです。
地域の人達の真夏の納涼コンサートかな?









コンサートが始まりました。


しばらく、演奏を聴いて、淮清橋へ向け歩きます。










淮清橋から、南西に流れる秦淮河を見たところ。













淮清橋を北岸に渡り、
そして、青溪水道を西側に渡ったところに、
古桃葉渡があります。

牌坊に「古桃葉渡」と書かれています。














桃葉渡(桃叶渡)です。
叶は、葉を意味します。

昨夜は、ここで踊が行われていました。

その桃葉渡の背面の壁には、
「桃渡臨流」の文字が刻まれています。







桃葉渡から、秦淮河の南岸を見たところ。













桃葉とは、東晋の書道家 王献之の愛妾の名前です。

ここには、何が書かれているのか読めないけれど、
これは、王献之の書だと思います。










桃葉渡から、次の川下の橋、利渉橋へ向け、
秦淮河の北岸沿いの道を歩きます。

















その利渉橋と、
手前に左へ分岐する小運河が見えてきました。

その小運河は、白鷺洲公園へ続いています。










写真の中央、左寄りが、白鷺洲公園へ続く小運河です。

遊覧船が、小運河から秦淮河へ向け、
曲がって入って来ています。










小運河への分岐を通り過ぎて、
分岐の辺りをふり返ったところ。












遊覧船が、ひっきりなしに小運河から秦淮河へ、
または、秦淮河から小運河へ出たり入ったりで、
忙しい。











秦淮河に架かる利渉橋の上から、
来た方向、秦淮河をふり返ったところ。












そして、利渉橋の上から、
これから向かう 夫子廟 方向を見たところ。












夫子廟 への入り口の牌坊です。
昨日も見た牌坊です。

古秦淮と記されています。















夫子廟 へ向け歩いて行きます。













もうすぐ 夫子廟 です。













天下文樞と書かれた牌坊です。

夫子廟の正面にあります。











そして、夫子廟を見たところ。

手前に見える石牌坊は、櫺星門です。











夫子廟の照壁です。
二匹の竜が向き合っています。

照壁の前を、秦淮河が流れていますが、
夫子廟の前は川幅が広くなっています。
これは、孔子廟に共通の構造形式に見られる
泮池となっています。
(参考までに、夫子は、儒教の始祖 孔子の敬称です。)






夫子廟前の広場は、観光客であふれています。













文徳橋から秦淮河、北東方向を見たところ。


秦淮河は、夫子廟の前で川幅が広くなっています。
川幅を広くし、孔子廟の共通様式の泮池となっています。


右端は、二匹の向きあう竜が描かれた照壁です。






秦淮河、夫子廟の泮池の北岸へ目を向けたところ。

左側にライトアップされ浮き上がっているのは、
先ほど見た天下文樞と書かれた牌坊です。










秦淮河、夫子廟の泮池の南岸へ目を向けたところ。

南岸は、夫子廟の照壁となっています。
照壁には、二匹の向き合う竜が描かれています。










文徳橋の袂から、夫子廟の前の広場を見たところ。

中央の建物は、游客中心(観光客センター)です。











江南貢院の前を通って、帰途につきます。













■参考
・2011年8月に夫子廟を訪問した時の記事は、 ココ (←クリックください。)
・2016年4月に夜の夫子廟を訪問した時の記事は、 ココ (←クリックください。)




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